222：司令塔の精神 ページ24
＿＿＿＿絶海の孤島に、悪魔の異常気象。
3日目を表す陽が登り、残された時間は20時間となった。
絶望の中、｢俺達が今居る、この船を動かそうよ！｣そう明るく提案したのはやっぱりゴンだった。
彼の提案により、次の到来へ向け忙しく動く試験者達。
Aは、ふとそれを眺めながら数時間前に言ったゴンの言葉を思い出していた。
｢この船なら、竜巻にぶつかっても切り抜けられるよね｣なんて言い出した時は、｢『発想力がエジソン並だねーゴン君』｣なんて巫山戯て返したが、まさか本当にその手段以外方法が無くなるとは。
｢ウサギ、どうだ？海の変化は｣
操縦室で装置を弄るクラピカが尋ねた。
｢『風が強くなり始めて、地平線の向こうから少しずつ黒い雲がやって来てる。時間はそうないヨ』｣
Aは双眼鏡を降ろしながら、プラカードを見せた。
操縦の準備を始めるクラピカ。彼が設定を済ませまでは、Aが代わりに海の様子を見ておく役割をしていた。
異変があればすぐにクラピカに伝え、そのままクラピカは各部屋へ繋がるパイプを通し指示を出す。
プラカードの内容に、クラピカは｢うかうかしては居られないな｣と返した。
数十分もしないうちに、また半分の太陽が鏡合わせのように浮かび始めた。
クラピカはポックルとポンズへ動力源の確認を取り、作戦開始への秒読みを宣言。
まさにその時だった。
パイプを通し、割って入ったハンゾーの言葉。
大砲を探しに海底へ行ったレオリオと連絡が取れなくなった。
引き上げられなくなった。
｢.....ッ、｣
1歩、2歩、クラピカはよろける様にパイプから離れる。
そんな、まさか。
クラピカの瞳は小さくなり震えた。
｢『クラピカ君！』｣
Aは倒れそうになるクラピカを支える。
｢潜水服はもうない。救出への最終判断は、お前に任す｣
ハンゾーの言葉。
クラピカに渡された決断は、なんとも残酷なものだった。
｢『クラピカ君！しっかりしなさい！』｣
崩れるように座り込んでしまうクラピカ。
彼の前で、Aは必死にプラカードを掲げた。
しかし、震える彼の瞳はこっちを見てくれない。
｢クラピカ君ッ！私を見て！！｣
｢...ッ！？｣
両頬を掴まれ、強制的に顔を合わせられる。
それよりも、クラピカは驚いた事があった。
今、ウサギは喋ったのか...？
｢貴方が迷ったら、皆は誰に従えばいいの！？今指示を出せるのは、貴方だけなのよ！？レオリオ君は任せて。なんとかする｣
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鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» し、した…！！！って感じですよね…！絶対無茶苦茶な会話してますよ…おわーーテスト頑張ってください；；テスト明けいっぱい楽しめるよう、沢山お話作っておくので…！いつも応援されている身なので、今回ばかりは私が応援を！頑張って！！ (2021年5月28日 19時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - きゃーーーー(/ω＼)ｷｬｰ〜ついに、ついに、キッッッッッッッッスですか。確かに、早く旅団との絡みもみたい(*´-`)クロロと4人での会話なんて、めちゃくちゃテンション上がりますo(*≧∀≦)ﾉただ、テスト期間なのでこれからコメントするのが、少なくなりそうです(..) (2021年5月28日 16時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» そうなんですよね…！意外と真面目な戦闘シーンって無くて、今後もちょくちょく出てきます…！たまには2人とも動ける人なんだから、目一杯動いてもらいたくて！ (2021年5月26日 23時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
ポテト - ヤバイ、かっこいいぃぃぃぃ＼(^-^)／ヒソカとの真面目な戦闘シーンって、今までなかったからすごく興奮しました(*´-`)『その時…』って何があったのぉぉぉ (2021年5月26日 19時) (レス) id: 6f62e33b14 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - ポテトさん» 絶対2人に「それは無理がある」って言われるけど、「は？」って言って黙らすんだろうなと書きながら思いましたね笑数話殺伐とした内容が始まりますが、殺人鬼と暗殺者の真骨頂だと思うのでお楽しみに…！！！ (2021年5月24日 22時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2021年4月14日 1時
