検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:4,615 hit

ーー赤29 ページ30

ーーーさよなら、なんて




Aが今日使っていたバッグをAの両親へ預けるのを忘れたため、それを持って家へと帰る。








食欲がなかったため、自室へ直行し、ベッドへダイブする。するとそこに、桃井からメッセージが届いた。







さーつきさっきは叩いて、ごめんなさい。あのさ、Aから事故の前にメッセージ届いてて、それに今日いいもの買ったから明日ね!って言われてたんだけど、それ、赤司君持ってる?



赤司ああ、持っているよ。明日持っていこう。

さーつきわかった、それじゃあ、明日






いいものは桃井へのプレゼントか...そう思いながらAのバッグに入っていた袋をとりだし、学校のカバンへ移し替えてからAの使っていた部屋へ向かう。









部屋へ入るとすぐ、机の上に置いてある手紙を見つけた。宛名が俺だったため、手に取って開けてみる。






中には3枚の紙が入っていた。







2枚一緒におられた方には、仲良くなった時や、俺がAを守ると決めた時の懐かしい思い出話が書かれてある。






そして、1枚のみでおられていた3枚目の紙に書かれていた内容に、俺は愕然とした。








【 征へ
きっと、この手紙を読んでいる征には、彼女や、奥さんがいて、私にもそんな人がいると思う?笑





ちゃんと笑い話にできそうな頃を選んで、渡したはず...??






これを書いたのは、切り替えるため。だから今はまだ未練たらたらだけど、きっといつか吹っ切ってるよね?







だから、いいます。...書きますか。笑









私は、ずっと征...赤司君のことが好きだった。









けどね、もう大丈夫。もういいよ?さよならしよっか。








私の思いも、守るって言ってくれたあの約束も、全ていま返すから。









今までありがとう。





夢】




そう、書かれていた。






悔しかった。






わかってあげられなかったこと。
誤解を、解けなかったこと。









あんなこと、しなければよかった。




あやまるから、だから...









「さよなら、なんて...」









1人で勝手に決めるな。









1滴落ちた、涙に気付かないふりをして俺はその部屋をでた。

ーー赤30→←ーー赤28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:黒バス , ボカロ曲 , 赤司征十郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真紘 | 作成日時:2017年6月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。