検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:29,696 hit

20:事故 ページ23

お互いの呼び方が変わったところで(土方さんはいつ名前で読んでくれるか分からないけど)、


少しでも距離が縮まった気がして、


道中鼓動が早いまま、桜の木の場所に着いた。


…以前来た時は、雨が降り出しそうな曇り空で…


でも今日は、雲一つない満天の星空だった。


A(こんな綺麗な夜空と、満開の桜…


土方さん、絵になるだろうなぁ…)


そんな事を考えながら土方さんの方を盗み見ると…


土方「……。」


A「っ!」


桜を見ていたはずの顔は、こちらを向いていた。









短い静寂が、私と土方さんの周りに訪れ…


いつの間にか、風が止んでいて__




__何かに引かれる様に、お互いの顔が近付いていく。


そして、鼻が触れる程の距離になり、


ゆっくりと瞼を閉じた。





…音も無く、私の唇に温かく柔らかいものが触れる。


その瞬間。


土方・A「…っ!?」


我に返った私と土方さんは、パッと顔を逸らした。


A(なに…今のは何だったの?


気付いたら、土方さんと口付けを交わしてた…)


私も土方さんも、意識的に動いたわけでは無い。


本当に…何かに引かれる様に…無意識に。


土方「…あー……、今のは、"事故"だと思って忘れろ。」


A「っ、え…?」

21:同じ想い→←19:呼び方



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:イケメン幕末 , 新撰組 , 土方歳三   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まひろ(プロフ) - いえいえ!私もイケメン幕末大好きなので!!この小説にであってよかったと思ってます! (2018年1月23日 16時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです! (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね!応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひぃ | 作成日時:2017年9月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。