人間と怪異と半怪異【肆】

半怪異が161体 ページ16

辺りがやけにゆっくりに感じた


　



　



『...』




　





「っ...」



　









Aは中島くんの目を見て丁寧に自分の気持ちを告げた



　






　



『...な、かしまくん。』



　






「、はい...」



　






『ッ...



　





　









　









　



ご、めんなさい...！


私っ...中島くんの気持ちに答えることが出来ません...！！』




　



「っ...」


　



　





中島くんは静かに目を伏せる


　









『中島くんの気持ちは、とっても嬉しいんです...！！


私なんかも、人に好かれるんだってッ実感できて...あｯなんか語弊がありそうなんですけどッほ、ほんとに心の底から嬉しんです！！

　




っ...でも、ほんとにごめんなさい、ここまで言ってて、ホントにただのワガママみたいになるかもだけど...！』


　



　






「...いや、いいんだ。

無理して付き合ってもらっても、〇〇さんにも悪いし...でもありがとう。そんな風にちゃんと考えててくれてて。



やっぱり〇〇さんは優しいね。振られたけど、〇〇さんの言葉であんまり傷つかなかったよ」



　



　




　





そう言って中島くんはスッキリとした顔で微笑んだ


　



　







『！...あ、りがとう


　


そ、そのッ中島くんが良ければ...友達としてこれからも話してもいいかな...？』


　




　





「そ、それはもちろん！！」


　



　







『！よかった...！』




　




　


　


そんな会話の後、二人は何事もなかったように友達としてクスリッと笑った




　






　

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