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トパーズはハグをする ページ6

「あー!十四松だ!やっほー!!」



猫に餌もやり、心ゆくまで戯れ、Aと一松は事務所の方へ戻ろうとした時
仕事帰りか玄関で丁度十四松と鉢合わせ、Aはパッと笑顔になるといつものように両手を広げた。



「あ!Aちゃんだー!やっほー!!」



こちらに気付いた十四松もパァッと笑顔になると、彼もAと同じように両手を広げて、そのまま彼女を抱き締めた。

Aも彼を抱き締め返し、玄関前で2人はハグをする。
この光景も松野ファミリー内では最早日常で、1日3回は目にするようになった。


一松も最初はこの光景に戸惑ったものの、もう慣れた所だが
時々そのままのノリで流れるように自分にもハグを要求される時があるので、この時の一松は2人とは少し距離を置いていた。



「…あれ?十四松何か持ってる!」



少しの間ギュッとお互いに抱き締め合い、お互い気が済んだところで離れると
Aは十四松が持っている紙袋の存在に気付き、クロと一緒に中を覗き込む。

中には紙袋と同じデザインの平たい箱が1つ。
筆で書いたような文字が中心に書かれ、丁寧に紐を巻かれていた。



「なぁに、コレ?」

「よーかん!!機械の修理手伝ったらデカパン博士から貰った!!」

「十四松、今日はデッカイパンツの所行ったんだね!」

「いや、わざわざ省略したとこ戻さなくていいから…」



気になってAは覗き込みながら尋ねると、十四松は元気よく片手を上げながら答えた。

Aはそれに納得すると「皆で食べよ!」と微笑みを浮かべる。



「丁度おやつの時間だし〜、皆もいるし!
お茶淹れておやつタイムにしよー!」

「さんせ〜い!の反対の反対のさんせ〜い!!」



意見も一致したので十四松は玄関の扉を開くと「ただいま!」と元気よく声を出して中に足を踏み入れる。

あとからA、一松も同じように続き、十四松は紙袋を机の上に置いたのだが
その時、部屋から『おかえり』の声がすぐに返って来なかった事に気付いて十四松は顔を上げた。


部屋にはカラ松とチョロ松だけだったようで、少し遅れて2人から「おかえり」と返事が返って来た。

だがその時の2人は何だかいつもと違うような気がして、3人は顔を見合わせる。

特にカラ松は神妙な顔付きをしていて、3人が部屋に入った直後まではソファに腰掛け頭を抱えていたのだから。

彼女は考えた→←アメジストは撫でる



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*IJu*(プロフ) - 腐女子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてうれしいです…!更新頑張ります〜(*´∀`) (2018年4月11日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - 面白かったです!更新お待ちしてます! (2018年4月8日 0時) (レス) id: 9891d1bd62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月9日 23時

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