彼女の変化 ページ27
「はよ、ゴウセル、リラ！
朝っぱらから賑やかだな」
「おはよう」
「ははは…はよざいます」
ゴウセル様をぶっ飛ばしてから、私はみんなが集まっているカウンター席に座った。
後からゴウセル様も私の隣に座る。
「じゃ、早速“昨日の出来事”について話そうか！」
メリオダスは懐っこい微笑みでカウンターに肘を置くと、私にずいっと顔を近付けた。
…昨日の、出来事？
「昨日って… 酒飲んで寝た事か？」
「違う違う、“エリザベスを襲った事”だよ」
………え？
王女様を襲った？
「誰が？」
「お前が」
ええっ？！
私が王女様をっ！？
どういうことか理解出来なくて、私はゴウセル様を見る。
「もしかして…覚えて、ない？」
「覚えてないっつーか…記憶にねーし…」
「ええっ？！」
正直に話すと何故かキングに驚かれた。
私は首を傾げ、眉を顰める。
「昨日、壁にあんな傷を付けたのに…？」
「え、アレ私がやった事になってんの？！」
「エリザベスの話ではな」
私は振り返り、壁にある大きな傷を見た。
……アレを、私が？
いや、ないない。
記憶に無いし、まずやらないし。
「つか王女様を襲ったって…
私、女の人苦手だし、
襲おうにも恐怖が
「そうか？
のわりにはお前、随分エリザベスの近くにいるんだけどな」
「…へ？」
メリオダスに言われ、ふとゴウセル様とは反対側の方を見ると、
そこには、王女様が立っていた。
しかも、すぐ、隣に。
「おわっ？！いつの間に？！」
私は驚いて、椅子から腰を上げかけた。
すかさず王女様から「ご、ごめんなさい！」と頭を下げられる。
「つい、リラ様の体質を忘れてしまってて…」
「襲われた張本人なのによく近付けたね…」
「だから襲ってねっつーの」
「つかお前、昨日みたいに怯えないのかよ？」
「え？」
バンに言われ、ふと気付いた。
そういえば、昨日みたいにそんな怖く感じない…
いや、多少は怖いよ？
ちょっとは距離を置きたくなるけど…
でも喋ろうと思えば喋れるし、見ようと思えば見れる。
……何だろ、これ。
「あー…何か、大丈夫、みたい？」
「本当ですか…？」
「う、うん…どうなってんの？」
「いや、オイラ達に聞かれても…」
何だか不思議な心境に私は眉を顰めた。
「…」
そんな私を、ゴウセル様はじっと見つめていた。
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＊IJu＊(プロフ) - ユキヤさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで嬉しいです^^名前についてはどちらも変更可能ですので、そちらで御自身のお好きな名前に変えて頂ければ……！ (2022年9月10日 18時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヤ - 名前が一緒でめっちゃ読みにくいけどめっちゃおもろい今日このごろ (2022年9月10日 12時) (レス) id: 30a2e3b099 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - そうなんですか．．．まぁ、アニメキャラはみんな可愛いです。機会があったら調べてみますね♪ (2015年8月13日 21時) (レス) id: 578c57ad6f (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 銀来さん» いえ、好葉というキャラクターがいるんですよ…紛らわしくてすみませんorz 因みにマギはあまりわかりません、ごめんなさいorz (2015年8月13日 13時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - 好葉→紅覇ですか？えっと、要するに、マギ好きですか！？ (2015年8月12日 16時) (レス) id: 6789b7c894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年3月23日 19時
