イマジナリーフレンド【おそ松】 ページ39
辺りがオレンジ色に染まり、すっかり人気が無くなった公園のブランコに腰掛ける。
そんでぼんやりと空を眺めていると、不意に隣から声が聞こえた。
「おそ松君」
「…お、今日も来ましたか」
その声の主は俺の隣のブランコに座り、にこりと柔らかく微笑んだ。
彼女の名前はAちゃん。
長い茶髪を一つに結び、いつも白いワンピースを着て此処に来る可愛い女の子。
彼女とは小学生の頃からの付き合いで、成人した今でもよく此処で会うんだ。
「おそ松君もね」
「だってAちゃんに会いたかったからさ」
「ふふ、嬉しいな。
私もおそ松君に会いたかった」
「マジで？超嬉しいんだけど」
俺達は此処でいつも他愛の無い話をして、くだらない時間を過ごす。
Aちゃんはいつも俺の望んでいる返答をくれるから、会話が弾む。心も弾む。
それにルックスも俺好みだし、何より可愛い。
性格も穏やかで優しくて、つい甘えたくなってしまう。
Aちゃんは俺の理想の女性そのものだった。
「とゆーかそれより聞いてくれよAちゃーん！
最近弟達が構ってくれないんだよー」
「お兄ちゃんなのに？」
「そうそう！まったく酷い弟達だよね！
この間なんてちょっとちょっかいかけただけで殴られたりさー…」
なんて愚痴を吐露してみれば、Aちゃんはこちらの顔をしっかりと見て、話を真剣に聞いてくれる。
ホント、Aちゃんだけだよ。
こうして俺の話聞いてくれるの。
話しながら俺は彼女に出会えて本当に良かったと、心の底からそう思った。
−−−
「ただいまー…」
「おかえりチョロ松…
って、どうしたんだ？」
「いや、さっき公園でおそ松兄さんを見かけたんだけど……また話してたんだよね、1人で」
「…またか」
「うん…ブランコに座って1人でさ。
まるで隣に誰かいる感じで普通に話してんの」
「もしかしたら兄さんにしか見えない誰かがそこにいるのかもしれないな…」
「カラ松、お前じゃないんだからやめてよ。気味悪い」
「えっ」
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紀鏡 - あれ…好きなもの【風丸】の肉のやつになんか察しがつくぞ…ちょっ？！佐久間？生きてる？！ (2017年7月3日 16時) (
レス) id: 4f8c5bdb75 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 好きなもの【風丸】ってやつの肉ってまさか佐久間の((( (2017年2月6日 14時) (レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
areru - 面白かったです。 またいつかでいいのでijuさんのアフロディ楽しみにしています。 (2016年5月4日 21時) (レス) id: 8f172b8017 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ＊IJu＊さん» わかりましたれありがとうございます♪ (2016年1月24日 17時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオさん» リクエストありがとうございます！！ お話がまとまり次第、この短編集の続編に更新しますので少々お待ち下さい！ (2016年1月24日 16時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年9月10日 13時
