あい！あむ！あ！動ける引きこもり！【イナズマイレブン オリオンの刻印】

脱引きこもり！？22日目 ページ43

「へ…？」

突然だが結論から言わせてもらう

あんなに怖がってた自分が馬鹿みたいだ

恐怖心なんて一瞬で吹っ飛んだ

会場に響き渡る拍手の音、人々の歓声

「えっ…ヤバッ……！」

その全てが

「！…ッハハ…鼓動すげぇや…凄いバクバク言ってる……」

今は私を興奮させる

私に向けられる沢山の本来怖いはずの視線も…

会場の熱気も！

本当は嫌なはずなのに

何だか

「どうしよ、変だ私。さっきから心臓も体温もおかしいし、それにこんなにも…

“嬉しい”」

人に見られるのは昔っから苦手なのに

今はみんなが自分を見てくれていることが堪らなく嬉しい

みんなが私に期待してくれている

みんなが好意で応援してくれている

私が…私たちが優勝しても君らにはなんの名誉も、金も手に入らないんだよ？

「何でこんなに応援してくれるの…？」

趙「貴方がこの国の、ひいてはこの世界のサッカーの、希望の星だからですよ」

「希望の星？」

趙「ええ。是非これからよろしくお願いしますねェ〜」

希望の星…希望…私が……

…それなら期待に応えなければ

「おう、任せろ！優勝だろうが世界征服だろうが軽くやってやるっ！！」

趙「世界征服はやめてください」

「え〜っ！！あ、成程監督さんが世界征服すんのか。やりそうだし。顔的に」

趙「人は見かけによらないって聞いたことありませんか？」

「知らぬ存ぜぬ斬」

趙「おぉ〜っと！手を振り回すのはやめてくださ〜い」

あ、避けられた。くそぅ←

いや、それより

「振り回す？違うな、今のは殺陣だ」

？「今ののどこが殺陣なんですか」

突然背後からツッコミが入る

「誰だ貴様は！」

後ろを振り向いてそう言った。ドヤ顔で←

しかし、よく見れば相手はちびっ子じゃないか。え、何かお面被ってるし。個性強しくんじゃん(てめえが言うか)

趙「あぁ、彼は李 子文くんです。私の優秀な助手ですよォ〜」

子「どうも、李 子文です！よろしくお願いします！」

「あっ、ドーモ。コブン=サン。弥哥です」

子「親分、本当にこの人大丈夫でしょうか」

「そんな冷ややかな目で見るな傷つく」

わざとらしく「泣いちゃうぞっ♡」って言ったら視線の冷たさが亜寒帯レベルからツンドラレベルまで下がった。解せぬ←

ちなみに上のクダリについて詳しく知りたいチミは『ニンジャスレイヤー』で検索だ←

子「はぁ…心配ですが、とりあえず代表ユニフォームに着替えてきて貰わないと」

…最初の溜め息は何だコノヤロウ←

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