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三 涙 ページ5

急いで電車に乗る。


とりあえず財布とスマホ持ってれば良いか。



ガラガラの電車
コートを着ていても、ちょっと寒い。


保育園の時転校してきたんだよね、
まったく記憶がない


小学校はずっと彼方と一緒だったな。
付き合ってるって思われたり、
すごく、嬉しくてぇ、

『………グスッ』


ボロボロ流れる涙


ガラガラの電車に慰めてくれる人なんていないだろう。


端の席で、
ボロボロ大粒の涙を流す。


誰か人が近づいてきた。
頼むから来ないで。
あっちいって。


?「大丈夫ですか?
ぇ、泣いてる!?」


下を向いていたから少し心配しただけなのか、
泣いてることに驚きを隠せていない。


?「えっ、こんなときはどうすれば、えっと、」


?「まず大丈夫?」


ティッシュを差し出しながら言う誰か、



『……ありがと、うヒグッござい、ます…………』


?「まず自己紹介だよね!
僕は相川真冬!中3だよ!」


中3にしては背が高いような、、、

ってか俺も


『………私は神崎A。
年は貴方と同じです。』



ま「わたし、、、

ごめん!てっきり男の子だと、異性からとか気持ち悪いよね!」


あっ今女装してない。
明らかに冷や汗をかいてるのが分かる。


『いっ、いえ!男であってます。
勘違いさせて申し訳ない……』


ま「全然全然!ってか同い年だし、タメでいこうよ!僕は真冬とか呼んで!」


流石に呼び捨ては不味いか、


『分かった!真冬君?でも良い?』


ま「……あっ。ぼ、僕は何て呼んだら良い?」


『俺も、Aとか、呼び捨てで全然良いよ!』


ま「分かった!Aって呼ぶね
ねぇ、Aは何処で降りるの?」


『俺は○○で真冬君は?』


ま「僕も!○○駅で!」

『じゃあ!ちょっと長く一緒に居られるね』

ま「だね〜」


それから、何で泣いてたのかとか色んな事を話して、


電車を降りて彼方の事なんか忘れていた


ま「あっ、僕いく道こっちだから、ばいばい!」


『じゃあね!』


あれ?何で駅に行くんだっけ?



……
…………彼方?


今の時刻は5時47分


やばい、走ろう。


なんとなく速い足をこれでもかという力で動かし、


彼方の元まで涙を流しながら走った。



___________________

世の中狭いですね()

四 一目惚れ→←二 最後



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MODE(プロフ) - るふさん» るふさん、返しが遅くなってしまい申し訳ありません、、コメントありがとうございます!気まぐれで更新しているので、ペースは遅いですが、これからも頑張らせていただきます!(><) (2021年1月8日 17時) (レス) id: 623ab65241 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - このお話好きです!!!続きが気になります! (2021年1月4日 23時) (レス) id: 6e70c41ec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MODE | 作成日時:2020年8月12日 11時

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