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しばらく同じような日々が続いた。学校では吉野くんと喋り、帰ってからは時々呪霊を退治する。倒した呪霊は2桁を越え、なれてもいいはずなのに、一向になれる気配はない。どれだけ倒しても呪霊と戦う恐怖は消えそうになかった。「何でだろうね。」
アッドに聞いてみたこともあったけど、
「お前がグズだからだろ。」
という答えになっているのかいないのか分からない返事が返ってくるだけだった。もう嫌だとか止めたいとかそんなことばかり考えていた。
今日は集会があるめんどくさいなと思いながら体育館に向かう。体育館に着いたとき嫌な気配がした。アッドは何も言わない。気のせいか、そう思い整列する。その時吉野くんが舞台向かって歩いている。
「吉野くん、、、？」
そう声をかけたときブチンと唐突に意識が途切れた。
「おい、起きろ 起きろグズ麗音｣
アッドの声が聞こえる。
「うーん、アッド？、、、あっあれ？何で私寝て、、、そ、そうだ吉野くん吉野くんは？」
いったいなぜ頭の中は疑問で一杯で、上手く考えられない。周りを見渡してみる。皆倒れている。これは、まさか
「あいつがやったんだよ」
信じたくない言葉をアッドが言う。この箱には気遣いというものがないのだろうか。でも、いったい何のために、そして彼はどこに？
「何かあいつ正気じゃなかったぜ。お前がやったんだろみたいなこと言ってたな。その後何か一人やって来てあいつと戦ってたよ。邪魔するなよ、呪術士とか言ってたな。あっちに行ったな。」
アッドの言う方向を見てみる。壁が壊れている。戦っているような音も聞こえてくる。人にはやらなきゃ行けないときがある。答えはもう出ていた。
「行くよ、アッド」
魔力をアッドに流し込む。鎌に変化したアッドを握り、吉野くんがいるであろう方向へ向かう。体は軽く、あり得ないような動きは変わらないが、不思議と自分が自分じゃないような感覚はしなかった。暗示の言葉いらない。
「ギャハハハ、マシな面になったじゃねぇか、
グズ麗音｣
アッドのいつもと変わらない言葉を聞きながら、思い出す。“お前がグズだからだろ”それは案外答えになっていたのかもしれない。今まで流されて戦かっていた。自分というよりあの金髪の少女 アルトリアが私の体を使って戦っていたのかもしれない。確かにグズだ。でも、今は違う。これは私の戦いだ 私が戦う、自分の意思で。だからだろうか、不思議と恐怖はなかった。
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年6月1日 8時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ - 面白かったです。更新頑張って下さい (2021年4月24日 22時) (レス) id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青眼鏡 | 作成日時：2021年2月14日 10時
