三十五話「余計なおせっかい」 ページ36
〜オールマイトside〜
オ「見事に脱線しちゃったね」(苦笑
緑谷「すみません・・・つい」
緑谷少年は申し訳なさそうな顔でそのままうつむいてしまった
そんな顔しないで緑谷少年!気持ちはなんとなく、ほんとになんとなく分かるからっ!(汗
オ「いやいや。・・・しかし、ほんとに困ったものだよね、彼女には・・・」
私は、未だ目が覚めないまま、私たちの心配なんか何にも知らないといったような顔で眠り続けている西神少女を一瞥してそう呟いた
昔からそうだった
彼女は、人に心配されることを良しとしないのに、自分自身の危険に関して無頓着で無関心だ
おまけに、こんなにいい幼馴染に恵まれてるというのに、何一つ話してないなんて・・・
確かに、“口は禍の元”っていう言葉がある通り、下手なおしゃべりは時にはよくないことだってある
でも、何も言わずに心配かけるのはもっとだめだと思う
この二人は君の大切な子たちなんだろ?だったら少しくらい打ち明けてもいいと思うんだけどな、おじさん・・・
オ「まぁ・・・どうせ言っても聞かないよね・・・君は」(ボソ
緑谷「？オールマイト・・・?」
オ「ん?あぁごめん・・・さて、次はあのクスリの話だったね」
爆豪「あぁ、さっさと始めろよ」
そう・・・言ってもどうせ、西神少女はこの二人に心配をかけたくないと言って打ち明けたりはしないだろう
でも、そんなことしてたら、今みたいに何かあった時、相手により大きな心配と不安を与えることになるんだよ?
今から私がするのは、君が一番知られたくないことについての話だ。きっと君にとっては大きなおせっかいであり、余計なことだ
でも、余計なおせっかいはヒーローの本質なんだ・・・!
心配をかけてしまう?それの何が悪いんだ?幼馴染なんだろ?誰よりも長い付き合いなんだろ?なら、何でそんな他人行儀なこと考えるんだ
心配をかけるのは、それは・・・君が何も話さないからだろう?
君が話したくないのなら、私が代わりに話そう・・・どうせもう隠しきれはしないのだから・・・
オ「西神少女のあのクスリ・・・私たちは“鎮止剤”と呼んでいるんだけど・・・まぁ簡単に言うと・・・・
・
彼女の体が溶けてなくならないように、命を繋ぎとめておくためのクスリなんだ」
三十六話「無頓着」→←三十四話「話は必ず一回は脱線するものです」
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時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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