朝、目が覚めたら体が小さくなったプロデューサーがいた。《04》 ページ4
「嘘だろ、こんなに小さくなかった……?」
「え、これって夢なの?俺まだ眠ってるの?眠いけど…」
中々信じてくれなくて涙が浮かんできた、それに気づいた真緒くんが慌てて抱き上げてくれた。……抱き上げた!?
「まっ、まおくん?なんで?」
「えっ、わぁ悪い!反射的に!!」
「ちょっとま〜くん、ドギマギしすぎぃ。小さくなっただけじゃん。怖くないよぉ、ま〜くんだよぉ」
「そっ、それはしってるよ!」
とりあえず真緒くんに服を取りに行ってもらう、その間凜月くんとお話。凜月くんは私をずっと抱き締めて離さない。可愛いとか、癒されるとか嬉しそうに頭を撫でてくれる。
「俺は弟だし、兄者だし。はぁ、Aみたいな妹欲しかったなぁ。なるきない?」
「ないよっ!あしたにはもどってるし!……たぶん」
「えー、いいじゃん。どうせ俺より年下なんだし」
頬を緩まして笑う凜月くんは、その凜月くんの表情は『Knights』の皆といるときの表情だった。
(そんなにいいのかなぁ…)
真緒くんに服を取ってきて貰い、洗面所で着替える。白いふわふわのワンピース、昔の私が着ていると思うと恥ずかしくてたまらない。とりあえず、といった感じで選んだためこれにする。
その間二人は学院に行く準備をしてくれている、結局行くことになった。本当は行きたくなかったけれど。
「お、おまたせ……」
恥ずかしくてひょこりと隠れるように顔を出す。だけどニヤリと笑った凜月くんに抱き上げられて全身を見られてしまう。ふわり、ワンピースが舞い上がった。
「Aってばホントに可愛い♪」
ぼんっ、顔があかくなるのがわかつた。
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Knightsを護る騎士でいたかった - セナイズハピィのりっちゃんマミィ希望(切実) (2017年9月4日 13時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スピカル | 作成日時:2017年9月3日 21時