突発的ですが、アイドル始めてみたんですよ。 【 黒バス 】

01.「「「プロローグすっ飛ばしたんですけど」」」 ページ3

新曲のMVを撮り終えた僕等。



確認も、軽いメイクを落とすのも終わってマネージャーの車を待っていた。





「森山、それくれないかな?」



森山「ああ、もちろん。ほら」




森山は、さっきまで自分の飲んでいたゼリー飲料を渡してきた。



…ちょっと、からかってみようかな。




「関節キッスってやつだね」



森山「きｯ、キス…………!!」



「何だい、今更照れたりして。別にメンバーなんだし気にすることもないだろう?」






チラリと森山のように顔を真っ赤にするユキを見て苦笑い。




…僕には打ち解けてくれたものの、やっぱり女性恐怖症は治らなさそう。




というか、そもそも僕とは普通に接する事が出来るってことは
僕は女性だと思われてないのかな?






ううん、それもそれで複雑だなあ。




まあ、別に仲良くなれたのは嬉しいんだけどさ。





「あ、マネージャーの車来たみたいだ。じゃあ僕と俊は帰るね」




僕と、俊は幼馴染。どういう腐れ縁だか、一人暮らしを始めたときも、お隣さんは俊だった。




宮地「おーおー。気を付けて帰れよー」



笠松「明日、俊は初ラジオなんだから遅れんなよ?」



森山「女の子にナンパされたら俺に連絡してくれ!!すぐ行くから!!」





伊月「森山くん……(笑)」




.




.





セキュリティーもバッチリ、っていうか逆に厳重すぎて怖いレベル。






ここには、僕や俊のほかにも同事務所の


高尾くんや氷室くんも住んでいると聞いた。





また、詳しくは知らないけど他にもたくさんの芸能人が住んでいるとの噂。



どうやらセキュリティーやらなんやらで芸能人ご用達ってとこなのかな?







「明日は……確か、僕と俊の初ラジオだよね」



伊月「そうそう。Aは他に1つ番組持ってるけど、俺は初めてだからさ。
………もし、ヘマやらかしちゃったらごめん」



「緊張しないでいいよ。僕も、最初は凄く噛みまくったから(笑)」



伊月「俺、初回放送聴いてたけど…確かに、めちゃくちゃ噛んでたよな(笑)

そういえば、Aは最近ハードスケジュールじゃないか?
明日は、俺もだけどラジオと雑誌の撮影。来週からはドラマの撮影が始まるし……


あと、バラエティー番組の収録と、AがMC務めるレギュラー番組の収録だってあるしさ」



「まあ……正直、キツくないかって言われたら…キツいかも」

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