突発的ですが、アイドル始めてみたんですよ。 【 黒バス 】

13.宮地兄弟が、アイドルになる。 ページ20

-宮地 side-




由孝の舞台を観に行った翌日、俺は生意気な弟に




引っ越したから家に来いと言われた。









宮地「おー、ここって」




裕也「そ。Aちゃんと同じマンション、兄キも引っ越してくりゃいいのに」



宮地「勿論そのつもりだったけど、一つのマンションにメンバーが固まってると
家を特定された時大変だからってよ。




つーか、お前なんで俺呼んだよ」





裕也「まーまー。立ち話もなんだし、あがれよ兄キ」




宮地「はっはー、生意気だな轢き殺すぞ」




裕也「ｯは、やってみろよパイナップル」






いつも通りの他愛もない言い合い。





実家にいたことを思い出し、懐かしいなーとか思ったりしてな。









だが、まさかこんな話になるとは思わなかった。








.



.



.






宮地「ハｧｯ?!お、お、お前が!?!?」





裕也「うっせー兄キ」





戸惑いとか驚きとかで、訳わからなくなってる俺とは対照的にケロリとしている弟。





宮地「だｯ、なｯ………お、おま…ガチで言ってんの?ふざけてっと埋めんぞ?」




裕也「ガチだっつってんだろ。ほれ、事務所のパスカード」





そういって見せてきたのは、紛うことなき
ウチの事務所に所属する人間だけが持ってるはずのパスカード。




俺も持っているから、絶対に見間違えることもない。





そしてこのデザインは、絶対社外秘で最新科学云々とかで偽装できない造りになってる。








宮地「何、お前タレントやんの?

まさか、お笑いだったりしてｎ『アイドルだよタコ』は?」





裕也「だーかーら、アイドルだっつってんの」





宮地「ハァ!?!?」




裕也「兄キと同じアイドルじゃん、何を驚く必要があんだよ?」




宮地「驚いてるも何も、え、おま、メンバーは?!」





裕也「XCIXに所属することになった。

メンバーは、修サン、鉄平、真也、コウ、んで俺」





宮地「え、は……修サンって、に、虹村!?」




裕也「そー。何、知り合い?」







しかもXCIXだって?








宮地「おま、それ………



XCIXは、ウチの事務所の元トップアイドルだよバカ。
一昨年にリーダー…虹村以外が脱退して以来活動休止だった。



…マジかよ………」





なんか、ヤな予感しかしねーわ……。

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