突発的ですが、アイドル始めてみたんですよ。 【 黒バス 】

07.残念なイケメンが残念なイケメンの舞台を鑑賞する。　(8/8 修正) ページ12

-宮地 side-





俺は、俊に誘われて由孝の舞台を観に来ていた。







…何故、何故居るのかわからない。








『宮地サーン、無視っすかー!』



『高尾っち、静かにするっスよ!
バレたら大騒ぎっス!!』




宮地「俊、よりによって何故賑やかすぎるこいつ等……

高尾と黄瀬を連れてきた」



伊月「あ、えーっと……」



高尾「いいじゃないっすかー!!俺、楽しみなんですよ森山サンの舞台!」



黄瀬「そうっスよ宮地先輩!
自分たちのためにもなる…所謂、演技の勉強っスよ!!」



宮地「お前らは賑やかすぎんだよ!!轢くぞ!!
つか、この二人だったらまだ緑間のがマシだったわ!!」



伊月「どうどう……」



宮地「俺は馬か!!!!!!!」






何つーか、まあ別に悪くは無ｪけどよ……







伊月「あ、そろそろ始まるぞ」





俺は、手元にあったパンフレットに視線を落とす。




劇の内容は中世ヨーロッパをイメージしたらしい時代劇。


由孝は、どうやら主演の騎士を務めているらしい。






.

.


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『どうして……私が王への貢物だなんて、だって私は……んんｯ!!』



森山『しーっ、静かに。………やっと、誰も居なくなったか』



『あなた、どうして…!!』



森山『お前が貢物にされたって言うから、連れ戻しに来た』



『逃げて、見つかったらアナタまで………』



森山『あぁ逃げるさ。もちろん、お前を連れてな』




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.

.





由孝の演技力は、Aに負けず劣らず。


ただ、ヒロインを務める女優の演技がちょっと残念だな………




高尾「(森山サンかっけ〜!!)」


黄瀬「(森山先輩、演技している時はすごい格好いいっスよね……)」


伊月「(ハッ!!森山が森に入る!キタコレ!!)」




俊、ぜってーくだらねえこと考えてんなー。




.






高尾「森山サンかっこよかったよなー!!」


黄瀬「本当に、変な事さえ言わなければイケメンなんスよ!!森山先輩は!」





高尾と黄瀬が、ワイワイと舞台の感想を言い合っている。


まあその、8割が由孝の話題だけどな。








森山「お、キヨに俊。それに、高尾と黄瀬まで!お前ら、来てたのか!
かっこよかったろ、俺!」




宮地「あーはいはい。かっこよかったぞ、かっこよかった。

黙ってればイケメンだって黄瀬が言ってた」




黄瀬「ちょ、宮地先輩!?」



森山「おーし、黄瀬ｪ。ちょっと面貸せや」



高尾「ﾌﾞｯﾌｫwwwwww森山さん通常運転wwwwwww」




由孝は黄瀬を俺は高尾をシバいた。

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