邂逅 ページ19
…寝てた。
眠れないと思ってたのに。
あのままぐっすり寝てしまっていた。
イデア「…ん…」
A「あ、イデアくんおはよ……うげっ」
イデア「…」
イデアくんは、いつにも増して派手なクマを作っていた。
アイシャドウと見紛うほどの。
A「…大丈夫？」
イデア「余裕。…今日は散歩行くんでしょ？支度しよっか」
A「そ、そうね…心配だけど」
オルト「おはよう、兄さん、A･ラヴィーネさん！」
イデア「おはよ、オルト」
A「おはよう、オルトくん！」
平和な朝だった。
各々が朝の挨拶をして、支度に取り掛かる。
私もイデアくんもメイクを済ませ、騒がしい朝食の時間も過ぎた。
オルト「A･ラヴィーネさん、口にケチャップがついてるよ」
A「えっ、本当！？オムレツ食べたからかなぁ…？」
イデア「ﾋﾋｯ、Aったら人でも食べたんじゃ？」
A「ちがう！！！」
皆で騒ぎながら歯を磨き、意気揚々と出かけていった。
イデア「…これはラナンキュラス。これはうちに伝わる柘榴の木」
A「綺麗！そうだ、凍土の国には雪の花っていうのがあってね…」
オルト「すごい、そんな花聞いたことないや！」
平和だった。
この瞬間までは。
男「あれれ、誰かと思えば…シュラウド家のお坊ちゃんじゃないですかぁ！」
イデア「…！」
A「…」
男2「女の子なんて連れて、デートですかぁ？…それに気色悪いロボットまで！！」
男3「昔はよくも…大人しくいじめられてりゃいいものを、変な氷の怪物呼び出しやがって」
A「あんたたち、何の用？」
男「あ？黙ってろ」
男2「こいつも氷の怪物か？…ならもう一度来てもらうかねぇ、氷の怪物さんに！！」
ｶﾞｯ!
イデア「…ぐっ…！」
オルト「兄さん！！！」
A「イデアくん！！……何するの！！」
もう我慢できない。
全員まとめて氷漬けにしてやる。
そう思って手袋に手をかけた瞬間だった。
オルト「…兄さんに触るな！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 816人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
橋本アリィちゃん - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年9月22日 13時) (
レス) @page21 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - ゑ、好きです (2022年5月25日 11時) (レス) @page20 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 私イデア一推しなんです！嬉しいです。ありがとうございます。続き待ってます！！！ (2021年11月25日 17時) (レス) @page21 id: c9bcda61dc (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ - イデア好きだからほんとに嬉しいです！！ (2021年11月20日 1時) (レス) @page21 id: 679ca7ee4a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - ドストライク過ぎて涙が…作者さんマジで天才…これからも応援してます (2021年10月25日 20時) (レス) @page21 id: 2f3c4feebc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chiffon | 作成日時：2020年12月3日 10時
