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次の日、学院に登校すると案の定2-Aがとても混みあっていた
『わ〜、すご〜い』
昨日の影響だろうなぁ
あんず先輩倒れなきゃいいけど……まぁ、そこはなんとかTrickstarがやるよね♪
『朝は役に立たないから私はパス〜』
私も関わったけどそれはあくまでサポート
メインではない
私の元にも何人か来る可能性はあるけど夕方からじゃないと相手してあげるつもりはないし♪
「おい、貴様」
『あれ？敬人先輩！おはようございます〜♪どうしたんですか？』
1学年の階に来るなんて珍しい
「伝言だ。放課後、生徒会室に来るように」
『……生徒会室？』
「あぁ……生徒会長から話があるそうだ」
『わかりました！わざわざありがとうございます！！それじゃ！』
生徒会長？入院中のはずじゃ……それよりもなんで私を？
『裏がありそうでやだな〜』
考え事をしながら教室に入ると取り囲まれた
『うげぇ……』
案の定、予想通りというかなんというか……プロデュースしてくれというお誘い
一斉に喋られても聞き取れないんだけど
『あのさ〜、私プロデュースする気ないからね？そもそも、そういう理由で入学したわけじゃないし』
誰も聞く耳持たずですか
「ちょっとまったああああぁぁ！！」
『あ、鉄虎』
「彼女困ってるじゃないスか！！退けてくださいッス！！」
「は〜い、退いて退いて〜」
『ひなた』
「ほら、行くぞ」
『友也』
鉄虎とひなたが通れるようにしてくれて友也が私の手を掴んで歩いていく
「大人気ですね、Aちゃん」
『わ〜、創〜』
「朝から元気だよね、ほんと」
『翠！』
みんなが私の席まで誘導してくれた
『助かった〜、ありがとうみんな！』
「全く……昨日の今日でこれだよ」
「2年生の教室はもっと凄かったです」
『わ〜、やっぱりかぁ』
「プロデュースしないってほんとッスか？」
『ん〜、悪いけど今誰とも話したくないの。放課後、生徒会長に呼ばれてるし』
「え！？」
『色々話すのは後〜、おやすみ』
「寝ちゃった」
「Aちゃん、生徒会長さんに呼ばれたって……」
「まさか昨日の……」
「恐らくはね」
放課後、あんず先輩も呼ばれたってことで一緒に行くことにした
Trickstarも一緒に
「ようこそ、夢ノ咲学院生徒会室へ」
この人が生徒会長、天祥院英智……
「ふふ。彼女達を呼びだせば他の『Trickstar』のみんなもきてくれると思ったけれど、そのとおりだったね」
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2021年2月17日 22時
