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「仲良きことは美しき哉、歓迎するよ」
歓迎しますって雰囲気じゃないけど、これ
「そういえば昨晩は名乗ってなかったね、生徒会長の天祥院英智だよ」
昨晩？私は昨日、泉先輩にしか会ってない
ということはTrickstarとあんず先輩が会った？
「そう緊張せずに、楽にしてほしい。弓弦、彼らにお茶をだしてくれるかな？」
「仰せのままに」
「奴 隷〜、ボクにもお茶ちょうだい！久しぶりに会長とたくさんお喋りしたから喉が乾いちゃった、ふっふっふ」
この子可愛いな……クラス違うけど同学年だよね？
「とうとう年貢の納めどきだね、『Trickstar』！会長が帰ってきたからには、おまえらなんかバーンだよバーン！踏みつぶされてしまえ〜☆」
「こら。お行儀がよくないよ、桃李。僕はべつに喧嘩をするために彼らを呼んだわけじゃないんだ、お客さまとして歓待しないとね？」
「えへへ、会長ったら優しいんだから！こんなゴミクズどもにも情けをかけてあげるなんてっ、人間としての器がおおきいんだね！格のちがいを感じるよね！会長、だぁい好き！ごろごろ♪」
「よしよし。桃李は、相変わらず子猫ちゃんのようだね♪」
何を見せられてるんだろう……要件をさっさと言ってほしい……どうせ私達には不利な話なんだろうけど
「…………」
飽きてきたぁ〜
あんず先輩にくっつきながら終わるのを待つ
「要件を聞きたい」
お、北斗先輩が動いた
「俺たちは昨日のドリフェスの疲れが残っている、今日はゆっくり静養したかったのだがな。くだらん用事なら帰らせてもらうぞ、生徒会長」
「ふふ。そう突っぱるものじゃないよ、かわいいなぁ♪喧嘩腰にならないでほしいな、僕は君たちと親睦を深めたいんだから」
「ふん。俺は、おまえら生徒会と馴れあうつもりはない。仲良くする理由がない、茶飲み話をするだけなら『ここまで』だ」
強気だなぁ
「帰るぞ、おまえら」
「えっ、もう帰るの？いいけど、生徒会室ってキラキラしたものがいっぱいあって好きだな〜！もうちょっと飾りとか見てたいんだけどっ、ほらほらデカい宝石〜☆」
「かかかか帰るならはははは早く帰ろうよひひひひ氷鷹くん」
「明星は気を抜きすぎだし、遊木は緊張しすぎだ。もっと、紳士的にしていろ。それと、Aも寝るな」
『ふわぁ〜い』
「ふふ。面白いね、君たちは。やっぱり呼びだしてよかった……ううん、こうして対面できて嬉しいな」
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2021年2月17日 22時
