【あんスタ】元アイドルの私が夢ノ咲学院に転校した理由 (ページ25)

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｢うむ！こいつは高峯翠っ、気は優しくて力持ち！無限に育つ大自然っ、緑の炎は慈愛の証！流星グリーン、高峯翠だ……☆これが『流星隊』のフルメンバーだっ、五人揃って『流星隊』……！みんな、これからも俺たちの活躍を見守ってほしい！昔からの、夢ノ咲学院のアイドルたちのファンの皆さん……集まってくれたチビッコたちの、お父さんお母さんたちはもしかしたら知ってるかもしれないが。俺たち『流星隊』は、夢ノ咲学院では最も古くからある『ユニット』だ。夢ノ咲学院で、最初に誕生したアイドルユニットだと言われている。時代にあわせて夢ノ咲学院の仕組みも、『ユニット』という言葉の意味すらどんどん変遷していった。一時期は、単なる抗争の道具に成り果てていたこともある。だが激動の時代のなかで、ずっと『流星隊』は活動をつづけていた｣

最初に出来たユニットなんだ流星隊って

｢正義を旗印に、戦いつづけていた。擦り切れてくたびれてしまい、ほとんど残骸のようになっているが。初代と同様に五人のメンバーが揃ったのも、実はかなり久しぶりなのだが。先人たちが何を思って、『流星隊』を設立したのか。その理由も、意義も忘れ去られ、形骸化して……『流星隊』は名前だけを残して、空虚な抜け殻になっていた」

そこまで語らなくても……観客、特に子供は理解出来ないよそれ

「けれど、時代は変わった。懐古主義なわけではないが、俺たちは『流星隊』の本来の存在意義を取り戻したい。正義の魂を、受け継いできた名前とともに蘇らせたい。俺の世代では、間にあわないかもしれない。だが、俺の次の世代が、その次の世代が……懸命に夜空まで這い上がり、再び暗闇に輝きを灯してくれるだろう。俺たちは、流れ星。夜空の星に捧げられた祈りを、願いを、叶えてみせる。そのために、ちいさな願いを叶えつづけるために戦おう。この世界に、正義の輝きを取り戻そう」

昔、色々あったんだろうな

「子供たち、ヒーローは好きか？俺は大好きだ！格好良いからな！なぜ、ヒーローは格好良いんだ？強く正しく、平和を、俺たちの人生を守ってくれるからだ！幸せになりたい、平和がいちばん、いつでも笑顔でいたい……そんな素朴な願いを、肯定してくれるからだ。叶えてくれるからだ、守ってくれるからだ。俺たちの、味方になってくれるからだ。親や学校の先生、嫌いなやつ、気にくわないやつが山ほどいても……ヒーローだけは、どんなときでも尊敬すべき英雄でいてくれる」

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