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｢ふふ。まぁ見ていなさい、今のところ企画書どおり……予定どおりの進行だよ。当初の企画書では、今回のこれは単なるヒーローショウだった。『正義の味方』が怪人とか怪獣とか、そういう悪者を退治してハッピーエンド……みたいなね。アクションなどは豊富で、見ていて飽きない楽しい催しだったのだろうけど。そんなものは、ドリフェス……アイドルのライブではないよね。すくなくとも、生徒会としてはそれを公式のドリフェスとして認めるわけにはいかない。非常に心が痛んだけれど、企画書はボツにするしかなかった。けれど、彼らはめげなかった。がんばって企画書を練り直し、歌や踊りをくわえてライブらしい代物に仕立て直したんだよ｣
『へぇ……』
きっと保健室の後も何度も企画書持って行ってボツにされては直しての繰り返しをしたのだろう
｢それが、この【スーパーノヴァ】だ。とはいえ。急な話だったしね、未熟な一年生たちには万全な対応はできない。だから歌や踊りの大半は、経験を積んだ三年生のふたりだけで行うみたいだ。それが【スーパーノヴァ】の『前半』、僕たちがいま見ている光景だよ。ちなみに一年生たちもステージに立ってはいるからね、ほら着ぐるみがいるだろう？｣
｢おぉ、面妖な……。あれは何でしょうね、火星人とかですか｣
｢弓弦が火星人とか言うと、何だか無性に愉快だねぇ……宇宙からの侵略者みたいなものらしいよ、無重力・低重力の環境で育てば骨格が発達せず海の生き物に似る｣
『着ぐるみなんてよく準備出来たよね』
あの短期間で
｢ふむ……。あぁ、パンフレットに詳しくそういう設定とか書いてありますね。『宇宙からの侵略者に、敢然と立ち向かう正義の味方……流星レッドと流星ブルー』｣
｢軍隊は何をやってるんだろうねぇ、たったふたりの高校生に地球の命運を背負わせてさ……。現実的じゃない、っていうか子供騙しだよね｣
「またそんな夢のないことをいうんだから」
「Aはヒーローが好きなのかい？」
『好きではないよ。それに、私はそういう夢みたいなのを知る前に現実を知ってしまったからね』
｢会長さまは、こういうヒーロー的なものはお気に召しませんか？｣
｢うん。反吐がでるよ。弓弦はヒーロー……英雄とはどんな存在だと思う？｣
｢それは、我らが『皇帝』さまのような知勇を兼ね備えた崇高な存在でしょう♪｣
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ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！！！！ (2022年1月4日 22時) (
レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2020年4月26日 4時
