甘いバニラが溶ける前に second【平野紫耀】

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高速道路をAと喋りながら走っていると

今日まだ、夜ご飯を食べていなかったことに気づいた



俺、Aには食べてきてって言っちゃったし

今コンビニ寄ったりすんのはなしだよな...



すると、そんな俺を見透かしたようにAが言う。



『コンビニで何か買ってこようか？』


「...！ありがとう、ごめんね、食べてきてとか言ったのに」


『全然いいよ！寧ろコンビニでごめんね？』


「俺こそ大丈夫！」



Aは本当に凄い。


優しいだけじゃなくて、周りもしっかり見れていて

相手のことを考えて行動出来る。



今も "寄っていいよ" じゃなくて職業柄

簡単に降りれない俺に "買ってこようか？" と

聞いてくれた気づかい。



そのあとすぐのサービスエリアに寄り

お金を渡しておにぎりなどをAに頼む。



Aは数分で戻ってきた。



「ほんまにありがとう！」


『いーえ！これで良かったかな？』


「おん！」



ビニール袋の中に入っていたのはちゃんと俺が頼んだもの。


その中に1つ気になるものがあった。



「さきいか...？」


『...！あぁ！ごめん！！凄い無性に食べたくなっちゃって...』



そういえば確かに さきいか 好きとか言ってたな、



『あ、それ普通に2回レジで並んだんだよ笑
なんか、レジでお会計した後に目に入っちゃって...』


「なんか、Aらしいね笑」


『えぇ...私の印象って何笑』



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Aは俺に"さきいか"も奢らせてくれないらしい。









◎塾の大事なテストがあるので
今週の土曜までたぶん更新出来ないです...！

すみません...

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