story2092＊伊野尾くん ページ43
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静かにﾄﾞｱが開いて
ふわっと香る…優しい匂い。
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大好きな人の匂い。
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部屋は暗くて…
でも。ｶｰﾃﾝの隙間から月明かりが少しだけ。
なんかもう…
胸がいっぱいだった
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慧「A…。」
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ここに、Aがいたら。
ｵﾚは思いっきり抱きしめたと思う。
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会いたい…。
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Aに会いたい。
.
何故か足が進まなくて
入口に突っ立ったまま。
進みたいのに進めない。
今のｵﾚと同じだw
気になってたこの部屋に
足を踏み入れたとこで
ちょっとだけ、強くなれた気がする。
…うん。満足。
ｵﾚ…早く忘れなきゃな。
そう思っていた時だった。
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「…ん…」
…?!
何か…声がしたような気が…?
慌ててﾄﾞｱの向こうを見たけど
誰もいなくて。
何故か心臓だけがﾊﾞｸﾊﾞｸ音を立てた。
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その後…ｷｼ…って。
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え…。
誰かいる?!
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大ちゃんのお母さん。…とか?!
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暗闇に目が慣れて。
1歩…
前に進み出た。
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そしてｵﾚは。
誰かがﾍﾞｯﾄﾞに横たわっている姿を確認した。
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嘘…でしょ??
まって…。
聞いてないよ。
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何よりまだ心の準備ができてない。
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ｶｰﾃﾝから差し込む月の明かり。
それに照らされて、なんとなく
ﾍﾞｯﾄﾞに横になってるｼﾙｴｯﾄがわかる。
ｵﾚはそっとｶｰﾃﾝをめくり。
その人の姿を…
.
慧「ぁ…」
.
そこには。
ｵﾚの会いたかった人…。
会いたいと願った人。
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慧「ぇ…なんで…?…」
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たった今。
早く忘れなきゃって思った人がいて。
ｵﾚは思わず叫びそうになるのを
ｸﾞｯと堪えて。
音を立てなおよう…声を出さないよう
手で口を押えた。
なのにこの人は。
相変わらず気持ちよさそうな顔して
ｽﾔｽﾔと眠ってる。
その姿に脱力w
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自然と手が伸び。
暖かくて
ｽﾍﾞｽﾍﾞのﾎｯﾍﾟに添えた。
柔らかくてﾌﾜﾌﾜの髪。
綺麗な二重。
ｵﾚの大好きな人が
ここで眠っていた。
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Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» ありがとうございます♪楽しく好きに書かせてもらってます♪評価も気になるところですが……まだお話続けたいので。色んな人に登場してもらいつつ。増田ｻﾝにも頑張ってもらいますね〜♪ (2019年12月10日 13時) (
レス) id: b2184a4066 (このIDを非表示/違反報告)
aya04230829(プロフ) - わー！楽しい！あー！楽しい♪Milk―Tさんのせいで(おかげで)涼介にもハマってますー♪そんでキスマイではキタミツが1番好きだしー。貴久がいなくても楽しめてる自分がいます(笑)ごめんね、貴久(笑) (2019年12月9日 21時) (レス) id: 0ab9a4aa26 (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - aya04230829さん» ありがとうございます♪ayaさんのｺﾒﾝﾄにいつも励まされてます。なかなか更新できない時もありますが…。皆様に楽しんで頂けるよう今後も頑張ります♪どうかよろしくお願いしますね！ (2019年11月26日 18時) (レス) id: b2184a4066 (このIDを非表示/違反報告)
aya04230829(プロフ) - こんにちは！いつものayaです(笑)私としては毎回楽しませて頂いてるので、あと20年くらい続けて欲しいです(笑)この作品を拝読する事も私の日常なので、毎回楽しみです！マイペースでいいので更新待ってます！ (2019年11月26日 8時) (レス) id: 0ab9a4aa26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2019年11月25日 23時
