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170話 辞めた職場の上司と会うとこんな気分になるのか ページ43

気まずい。

ついこの間辞めたところの上司と、たまたま定食屋さんで鉢合わせてしまったらこんな感情になるのか。


『ええっと・・・今日はいい天気・・・ですね』
土「今日曇りだぞ」


『・・・マヨネーズ過剰摂取は体に悪いですよ?』
土「太く短く生きてなんぼだろ」


『すみませんすごく気まずいです』
土「なんで敬語使ってんだ?ついこの間まで「かかったな土方!!」とか言ってただろ」


確かに言った。土方のマヨネーズに下剤入れたときに言った。

正直普通に料理に使われたりしたら大変なことになるな〜とか思ってた。


土「そんな辛気臭い顔されると、せっかくの土方スペシャルがまずくなる」
『じゃあ面白い話でもしてくださいよ』

土「とりあえずその敬語やめろ」
『うん。なんか変な感じ。土方がすっごく遠くにいる。ついこの間までは一緒にいたのになぁ』


土「ま、俺としては一般市民として守らにゃならん奴が一人増えただけだがな」
『うわ心に来る』


土「隊士たちはみんな元気なくしてるぞ」
『そっか。私愛されてるね』

土「今俺の中でお前の好感度下がった」
『ごめんふざけた』


自分で言ったらいけなかったか。


『あ〜みんなとも会いたいな。一日くらいは酒の席に付き合えそうな気分』

土「そりゃ相当寂しいんだな。普段速攻で酒の席から逃げるお前が」


『いや酔っぱらいは素で面倒くさい』


ダルがらみが・・・


店主「はいお待ちどうさん」

『ありがとうございます!』
土「おう」


相変わらずそっけない。というか相変わらずマヨネーズ多いな。

これ、店にとってはかなりコスパいいんだろうな。

マヨネーズはすごく高価な調味料というわけではない。

原価としては私の今食べている焼き鳥丼のほうが高いと思う。


店主「嬢ちゃんさっきの口ぶり的に仕事辞めたんか?」
『実はそうなんです。あはは・・・』


土「ま、こいつの人生はこいつが決めるってだけだ」

『うん。ありがと』


土「だが、くれぐれも一般市民としてじゃなく、犯罪者として俺たちに顔を合わせないようにな」

『・・・努力する』


山崎とか送り込んできてそうだな

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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

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