166話 新生活・新防犯 ページ39
よし、とりあえず蕎麦は買えた。
お隣さん、どんな人だろう。普通の人だといいな。
一か月外でないとかザラだったし、どんなところにどんな人が住んでるとかよくわかんないんだよね。
家宅捜査とか入る人は良く知ってるのかな。
すぐに入らせてくれる人と、玄関先でわめいて全然入れてくれない人とかいそう。
私のお隣さんはどっちタイプかな。
どっちでもいっか。
コンコンコン
『すみませーん!』
隣「ああ?なんだよ昼間から」
『すみません。隣に越してきました星原と申します。こちら、引っ越しそばです』
隣「は?ガキ一人で?」
『はい。私は一人です』
隣「外見詐欺?」
『あ、私十三歳です。学校は、行っていません。どうぞよろしくお願いします』
あ、ヤバい。
そういえばこの人は赤の他人なんだった。
この人が泥棒とかだったらどうしよう。
私の家のもの根こそぎ盗まれそう。どうしよう。
『では、失礼します』
・・・・・・防犯グッズを買おう。扉にチェーンをつけよう。
大切なものは全部タンスにしまおう。
玄関のカギを三重にしよう。外に二つ。内側に一つ。
それから、箪笥にツッパリ棒をつけて転倒防止地震対策及び、盗み防止にしよう。
ツッパリ棒があったら、箪笥ごと盗んでやろうという気は失せる。
箪笥の一段ごとに鍵をかけて、そのカギはバラバラに管理しよう。
それぞれカバンの中に入れて、大元のカギは合いかぎも作っておこう。
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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時