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155話 あとちょっとの酢昆布 ページ28

銀「いたた・・・たくとんだ食い意地の張った娘だ。親の顔が見てみたいね」

海「フン。俺も見てみたいさ。お前みたいな無茶苦茶な奴の親の顔を」


『あ、もう本当に撃っちゃいます!松ちゃん砲。とりあえずみんな逃げて!!』


正直この壊れかけのターミナルごと吹き飛ばされそうだけど、生身よりはマシ・・・と思う。


銀「さあてそろそろ」
海「終いにしようか」


銀「行くぜ、おとうさん!!」
海「誰がおとうさんだ!!」


私の助言をスルーして二人は、木刀と傘をそれぞれエイリアンの核に叩きつけた。

叩きつける前に上に跳んでからの全力の一撃ってやつだと思う。


今はもうエイリアンより松ちゃん砲のほうが危険度高いのに。


松「もうおっさん知らないからな。おっさんは一切責任取りません!!」


そんな放送が船から聞こえてきた。

お前の首一つで済むと思うなよ。ターミナルは国の重要建造物に指定されてるんだよ。わかってるのか。


もうこの世の終わりという顔をしているハタ王子一行。

眼鏡を探している新八君。


この非常事態に眼鏡探すって何?


銀「下はだめだ。上だ上!」
『ターミナルの中よりは安全か』

神「酢昆布返せェェ!!」


『神楽ちゃん、目覚まして!!もうここに酢昆布なんてないよ。旦那は酢昆布盗ってないよ。多分』


上に登ろうとした旦那を拳で叩き落し、さらに上にまたがって顔面を殴り続ける神楽ちゃん。

もうこれ死んだ。詰みだ。


海「神楽、しっかりしろ!!」
『神楽ちゃん!殴ってもいいことないよ!ほらしっかり!!』」


神「あ、酢昆布だ」


明らか意識がぼやけている神楽ちゃんが酢昆布と認識したものは、海坊主さんの薄くなった髪の毛だった。

視界がどれだけぼやけていてもそうは見えないでしょ。

ぶちっという音とともに、海坊主さんの髪の毛を引きちぎる神楽ちゃん。そしてそれをそのまま食べ始めた。


海「いやあ何すんの?お父さんの大事な昆布が!」

『ちょ、神楽ちゃん、汚い、汚いからやめて!!』
海「おい誰の髪が汚いだよ」

銀「おい何食ってるんだ、おいよせ、そんなもん食ったらはげるぞ!!」


そんな中、松ちゃん砲は発射間近となっていた。

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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

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