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153話 おねだり(恐喝)お電話 ページ26

海「行けや。もうじきここは火の海になる」

『いやですよ友達がまだここにいるのに』
銀「おい、まさか一人で・・・」


海「つくづく情けない男だ俺は。最強だなんだといわれたところで、何にも守れやしねェ。家族一つ、娘一人守れやしねェんだ

これも逃げ続けてきた代償か。すまねぇ神楽、せめて最後はお前と一緒に死なせてくれ」


話が飛躍しすぎでは?

最後まで必死に助けようとするのではなく、一緒に死のうとする。これも一種の愛、か

個人的にはあんまり好きじゃない考え方だけど


銀「これだからよォ、世の中の親父は娘に煙たがられてしまうのかねェ」

『多分神楽ちゃんが聞いたら普通に拒絶すると思いますよ』


銀「お父さんよォ、あんた自分の娘一人信じることもできないのかい?あいつがこんなところで死ぬタマかよ。五分、五分だけ時間を稼いでくれ
俺を信じろとは言わねえ。だが、あいつのことは信じてやってくれよ・・・!!」


旦那はエイリアンの核に木刀を突き刺した。刺激されたせいか旦那を飲み込んでいくエイリアン


『じゃあ旦那が行っちゃったので、五分の時間稼ぎ頑張りましょうか』

海「おいまさかあの男・・・なんてマネしやがるんだ」


『ここ電波大丈夫かな。ちゃんと届いてる?結構高いから心配・・・あ、届いてる。よかった〜』


結構な高さあるし建物はぶっ壊れてるから届いてないかと思った

予備の何かがあったとか?まあラッキー


海「おい嬢ちゃん何をしてるんだ。今はケータイなんていじってる場合じゃ・・・」
『松平さん・・・あの戦艦に乗ってる人に電話するんですよ。五分だけ待ってーって』

海「は?嬢ちゃんはそいつと知り合いなのか」


『あ、もしもし松平さん?実は今私、エイリアンの核の上にいるんですよ。

それでですね、私の友達がエイリアンに取り込まれてしまって動くに動けなくて困ってるんです。
だから大砲を打つのをあと五分くらい待ってください』

松「何ィ!?おじさん理亜ちゃんを殺したくはない早く降りてきなさい!!」


『だから降りるに降りれないんですって。一般人もいますし』

松「一般人数人と江戸を同じ秤にかけてもらっちゃ困る。理亜ちゃんもそこはわかってくれるよな?」


理屈はわかる。でも今は、松平さんの意見さえ曲げられればそれでいい


『私のお願い聞いてくれないのなら、私、真選組辞める』
松「それはだめェ!分かった五分だけね」


よし

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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

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