検索窓
今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:2,678 hit

151話 二本の腕 ページ24

『うわっまた来た!!これキリないよ、どうする?』

銀「知るか!とにかく目の前の敵に集中しろ」


そろそろキャンディの数が三分の一ほど減ってしまったのですけど


海「嬢ちゃん、その薬どこで手に入れた!?対エイリアン薬なんてこれまで存在しなかったんだぞ!!」

『自作ですよ!じ・さ・く!』

海「何ィ!?え?君神楽ちゃんのお友達?神楽ちゃんもこんなのができるようになっちゃったり・・・」
『しないと思います』

海「でももしかしたら・・・」
『まあ、もしかしたら』


未来は誰にも分らないし


と、その時遠くの方(と言ってもはっきり見える)に大きな戦艦が見えた。

あの軍艦幕府のだ。幕府の軍艦を動かせるのは松平さん。
あの軍艦松平さんが乗ってるのか。

ヤバいな塵の一つも残らないよ。


海「おうおう。今更うるさいのがぶんぶんたかって来たぜ。もうだいぶ片付いたんじゃないの?」
『そのうるさいのが通った後は、チリの一つも残らないんですよ!!』


海「嬢ちゃん、いくらその薬があるからって無茶はしちゃいけねェ。帰れ死ぬぞ?」
『いったいどこから帰ればいいんですか?全部危険地帯ですけど。あ、定春君そっち危ない』

海「そうか。
お前はなんなんだ?神楽を突き放しておきながら、なぜここにいる。なぜここへ来た?」

銀「そんなん俺が聞きてーよ。なんでこんなところへ来ちまったかな、俺は」


人を巻き込んでおきながらなんだその言い草は。


銀「安心しな!あんなうるせーガキ、連れ戻そうって腹はねェ。死ぬつもりもねェ。ただ、あいつを死なせるつもりもねェ」


その言葉を聞いた海坊主さんは満足げに笑った。


海「面白れぇ。おもしれえよお前。神楽が気に入ったのも分かった気がする。だが腕一本で何ができる?」
銀「あんたも一本だろうが」


そう、旦那は腕ケガしてるのだ。多分結構深く。怪我したところ見てないから断定はできないけど、筋肉ほぼ断絶してるんじゃないかな。

だって動いてないし。


そしてさらに海坊主さん。もともと義手だったらしいけどその義手も根元からごっそり。

義手を通っていた電気が行く場所を失ってバチバチと音を立てている。


銀・海「そう、二人合わせりゃ二本だ!!」


いや二人三脚みたいに言わないでよ。しかも二人三脚より一本少ないし。

当たり前だけど同じ数でないといけないはずの脚の半分の本数しかないんだよ。絶対無理でしょ。
状況が絶望的すぎる。神楽ちゃんも飲み込まれちゃったし。

152話 核→←150話 エイリアン内部



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。