149話 フェイクキャンディ ページ22
ポイっと軽―く放り投げたフェイクキャンディ(毒入り)を、何の疑いもなくエイリアンが食す
こうしてみると
『エサやり気分』
「「言ってる場合か!!」」
『むう・・・』
エイリアン「・・・」
進撃がいったん止まった。ぴったりと
そして私のフェイクキャンディを食べた部分が、灰色になって、なんか禍々しい森のように存在してから、砂漠の砂のように風に吹かれて散っていった
伸びてきた部分からかなり根元の方まで散ったので、これは相当効くということがわかる
あと、この毒中身液体なんだけど液体の吸収速度がめちゃくちゃに早い
『どーよー!!』ドヤァ
山「次!理亜ちゃん次の来てる!」
『えっ?うわあびっくりした!それっ!』
これ、私今結構削ったけどそれをものともせずにこっちに攻撃を仕掛けてくる
確か食料調達のためなら何でもする危険生物って言ってたけど、自分の身を守るくらいしないの?
やってる私が悪いけど、このまんまじゃ死んじゃうんだよ?もうやってること自 殺みたいなものだよ
『怖い・・・』
土「それ貸せ!大筒用意、全部あの化け物がやった事にするぞ」
アナ「皆さん聞きましたか?これぞ不正の現場です!」
アナウンサーの人がそう言った途端、カメラとマイクが踏みつぶされた
というか、今思い出した。このアナウンサー結野アナって人だ
『リュックの方貸すから、どうぞ大筒に詰めるなりなんなりして』
沖「これって土方さんにも害あるかィ?」
『どうだろう。まだ人への被害は試してなくて。ホントはこんな所へ持って来ちゃいけなかったんだけど、いいかな〜って』
土「そんな理由で持ってきたのか!?でも助かった」
さて、この距離だとケガする人もあんまいないと思うしこの状況においてのケガってもう死だと思うんだけど
これもう私いらないのでは?
だってほらもう私、苦戦してる(主に形状が原因)隊士の後ろで匿われちゃってるよ。発明者なのに
「クソ誰だよこんな形にした奴は。入んねーよ」
アナ「何でしょうかあれは。逃げ惑う人々を押し切って・・・。あれは、犬?いや、侍!?」
結野アナが、人込みを見ながら実況をしている。というより、犬に侍・・・
沖「旦那!?」
銀「あ、これカメラ?これカメラ?えっと、エイリアンvsヤクザ絶賛上映中!見に来てね」
カメラまだあったのか
銀「あとさっきの薬作ったのお前?ちょっと来い」
『えー?』
銀「神楽いんだよ」
『行く!』
土「おいィィイイ!」
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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時