143話 海坊主〈子作りは計画的に〉 ページ16
理亜視点
沖「海坊主?なんでィそりゃ」
『海の中にいるおっきな妖怪。人を襲うやつ』
隊「違う違う。そっちじゃない」
隊「そんなことも知らねーんですか二人とも。常識よ常識」
妖怪じゃないんだ。いったい何?
沖「俺にも見せてくれィ」
隊「ちょ、押さないで下さいよ」
隊「くさっ。誰かくさいぞ脇洗え」
男所帯だから、あるあるだと思う。
海坊主、海坊主・・・そういえば、習った気がする。
エイリアンハンターだっけ?確か夜兎でとっても強い。
そんなお人がなんでここに。
隊「早い話、エイリアンバスターってやつですよ。第一級危険生物を追い、駆逐する。宇宙の掃除人です。
奴はその中でも最強と歌われる大物で、一掃除人でありながら各国家にも顔が利く大物です。
数多の星を渡り、数多の化け物を狩ってきた男。付いたあだ名が海坊主。行ける伝説ですよ」
知らない人だ。というか設定が中二くさい。
沖「ふーん。それでその伝説がなぜここに」
隊「えーなんでも、エイリアンが江戸に逃げ込んだとか」
江戸滅亡したりしないといいけど。
近「わざわざのご忠告、感謝します。あとのことはこちらで何とかするのでご安心を。
えーしかしあれですな。まさかあの海坊主殿とお会いできるとは、感激の極みであります。えー地球へはやっぱりエイリアン狩りですか?」
おおすごい。近藤さんがちゃんと敬語を使えてる。
しかもちゃんと海坊主さんの存在知ってた。
海「キノコ狩りみたいな言い方やめてくんない?野暮用でね、エイリアンなんぞよりよっぽど手のかかるやつを追ってきたのよ」
近「おお。海坊主殿が手こずるほどのお相手とは。さては、これですか?」
小指を立てる近藤さん。
海「フフ。女には違いねェがな」
その後、海坊主さんは屯所を後にした。
『近藤さん、どうだった?実際話してみて』
近「狩人って感じの方だった」
狩人か。
狩人なら、帰る家がないとやっていけないと思うんだけど。
だって敵だらけの所に行って、しかも見た感じ一人ででしょ。心休まる場所がなければやっていけないと思う。精神的に
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時