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141話 プレゼントをくれたのは ページ14

『本当のサンタさんどこ?』
近「すみません俺がサンタです」

『近藤さんサンタもやってたんだ。知らなかった。仕事多くて大変そ』
近「楽しいよ」(何とかごまかせたァァ!理亜ちゃんが純粋でよかった)


『近藤さん近藤さん、ゴリラサンタさんは何をくれるの?』
近「ごめん理亜ちゃん、蘭ちゃんの刀は見つからなかったんだ」

『それは知ってる』
近「え?知ってる?」

『調べてたら出てきた。きっとこれが普通サンタさんからの贈り物だと思うの』


あの官僚を調べたら出てきた

あいつの部下があいつのパワハラに疲れてたらしくて、周りにいろいろ言ってた
おだてながら聞いてたら、お姉ちゃんの刀もあいつが持ってるって言ってた


『近いうちに自分で取りに行く』
近「理亜ちゃん山崎より情報収集上手なときあるよね」
『近藤さんは何をプレゼントしに来てくれたの?何をゴソゴソしてたの?』

近「それはね、理亜ちゃんの欲しいものが蘭ちゃんの刀以外本当に分からなくて
隊士たちが聞いても言わなかったらしいじゃん」

『本当に欲しいものがなかったから』

近「でしょ?だから、日頃の感謝を伝えた手紙を書いて渡そうかなって」


ここでお人形とか玩具じゃなく、手紙を渡そうとするところが子供心を分かってない


『感謝の手紙って子供が親に書くようなものだと思ってたんだけど、私親?』
近「ダメ!?頑張って書いたんだけど」

『ううん。ありがとう。読んでいい?』

近「もちろんだよ」


一枚目、二枚目、三枚目・・・めくるたびに私の顔はあきれ顔になっていっていることだと思う

だって、この漢字前に教えたじゃん!


『これは右と左が反対。これは部首が違う。なんで平仮名を間違える?』
近「頑張って直したんだけど・・・」

『なんなら私の苗字間違えてる人もいる。ダメじゃんここ間違えたら!・・・近藤さんのだ』
近「え!マジで?」

マジか


『星原の、「原」のチョンっていうところがぬけてる』
近「それ三枚目なんだけど・・・」


『・・・そんなに練習したの?』
近「みんなやってた」


それに気づかない私も私だけど


『ありがと。その、忙しい業務の合間に手紙なんて書いてくれて。色々気になる所は多いけど、ひとまずは本当に、ありがとう』


一般的なクリスマスプレゼントとは程遠いけど、嬉しい


『明日ちゃんとお礼言う。うん。これもお姉ちゃんが残してくれた大事な遺産だよ』


人間関係。今の私にはお金より大事だ。何よりお姉ちゃんを感じさせる

142話 サンタの正体→←140話 プレゼントをくれるのは



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作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

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