検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:2,666 hit

128話 労働基準法 ページ1

アナウンサー「今年度から、労働基準法が新しくなります。具体的には・・・」


労働基準法・・・

そうだ、そんな素晴らしい制度があるのだ。

一日八時間、週に四十時間以上働かせてはいけない。

六時間を超えるなら四十五分、八時間なら一時間の休憩を、それぞれ与えなければならない。
それ以上働けば時間外労働として、企業側(上司たち)は25%上乗せして給料を払わなければならない。


こんなに素晴らしい法律があるのだ。警察は守って当然でしょう。


あ、でも・・・


土「始末書・・・今週中?徹夜するしかないな」

『また呼び出された。何があったの?今深夜二時なのに・・・』


こんな日々を送っているのだ。労働基準法は全く適用されていない。

まあ医療業界はブラックで成り立ってるからなぁ。
私の友達もみんなブラックに働いてるらしいし。

私よりは給料いいらしいけど。


あ、そうだ。副業認めてもらおう。
そうしよう



『あ、いたいた。近藤さーん!!』
近「どうした?理亜ちゃん」

『副業認めて!!』
近「副業?なんで?」


ここの給料が低いから!!


『だからね、今すぐ給料を全額支払えないなら副業を認めて。というか、私の給料時給換算したら最低賃金切ってるんだけど』
近「理亜ちゃんって、一日大体どれくらい・・・」


『暇なときは一時間くらいだけど、忙しいときは二十三時間くらいかな。一時間を細切れに睡眠に費やして、あとは仕事。
処置に追われて、書類に囲まれて・・・子供とは思えない環境だけど給料が満額出ないから』

近「そ、そんなに」
『近藤さんがストーカーしているときも働いてたり』

近「すみません」


『だから認めて?副業。今まではお小遣い稼ぎと称して松平さんから仕事受けてたけど。
これからは自分でうけたい。ぶっちゃけ副業の方が割に合ってる』


松平さん多分かなり値切ってるんだよね。私の成果。

それでもここでもらえる給料よりは割が良い。


本当はここで完結させたいんだけど、できないんなら仕方がない。

ならば、自分で環境を改善、もしくは導くしかない。


『ね?近藤さん、お願い。稼ぎたいの!!』
近「なんでそんなにお金が欲しいの?」

『本当はね、どっかのタイミングで二人一緒に辞めて、どっか遠くに旅行したいねって話してたの。そのためにお金、ずっと貯めてたんだ。
でも、そのお姉ちゃんはもういないからさ、目標金額までお金をためて気を紛らわそうかと』


ちゃんと紛れるかはわからないけど。

129話 労働と対価→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すわり | 作成日時:2022年11月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。