悲報：どうやら好きな人に嫌われてるらしい【文スト】【立原道造】

4.顔がいい ページ6

A視点


ないないない！立原さんが出てから30分ぐらいで寝たし…。



立原さんがそんな早く帰ってくるわけ無い！



…確かに寝る前に少しドアの音聞こえたけど…。



きっとあれだ！帰ってきたから失礼しますって言ったんだ！



それしかない！



…てか立原さん寝顔純粋無垢…。



…立原さんは起きてる間、ツンツンツンツン対応しかしないんだ。だから、ちょっとだけ。



少しくらい、撫でてみたっていいよね…。



…髪サラサラしてるな…。



ってダメダメ！早く寝なきゃ



立原「ん…？…っは、てめっ、何撫でて…」



『え』



…あ、終わった。



私の人生終わった。



『あっ、え、す、すみません！』



立原「びょ、病人は大人しく寝てやがれ！」



『え、あ、は、はい！』



やばいやばい早く寝なきゃ。



でもそう意識してるときのほうが寝にくい…。



立原「…んだよこっち見んなバカ」



『あっ、す、すみません…』



立原「…」



早く寝なければ…。



立原さんが1匹…てるこさんが1匹…立原さんのツンが一回…てるこさんの無茶振りが一回…立原さんのツンが2回…てるこさんの無茶振りが2回…。



やばいこれ寝れない。



寝ても悪夢見る。



立原「…病人は早く寝ろ」



『さっきまで寝てたから眠れないんですよ！』



立原「はぁ？…チッ」



怖い怖い威圧感すごい。



立原「…」



…ちゃんと寝れるように頑張ろう。








「…い……ろ」



ん…なんだ？



「おい！起きろ！」



『…ん…？誰…』



立原「俺だよバカ」



『立原さんでしたか…。おはようございます』



立原「お粥できた。ほら、食え」



『え、あっ、じ、自分で食べられますから』



立原「いいから食え」



『わ、かりました…』



『ん。…美味しいですねこれ』



立原「そうかよ」



てかこれめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど！



『あの、この食べ方めっちゃ恥ずかしいんですけど…。』



立原「ほら、食え」



聞こえてないのかこの人。



『ぅ…はい』



…美味しいんだけどめっちゃ恥ずかしい…。

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