余命92日の君とボク【文スト】【谷崎潤一郎】

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谷崎視点



『はい、彼氏ではありません。ですが、私はこのかっこかわいい夫と回っておりますので』



と僕に抱きつきながらAさんは言った。



谷崎「…え、へ！？」



『ほら、行こ。潤くん。結婚記念日なのに、あんな奴らに邪魔されるなんて、ほんと最悪だよね！とりあえずジェットコースター乗りに行こー！』



そう言ってAさんは僕の手を掴んで走ってジェットコースターに向かって行く。



さ、さり気なく潤くん呼び…キュンってしてしまった…。



谷崎「え、あ、ちょっ、早いですって！」



『敬語禁止っていつも言ってるでしょ！もー！夜は覚悟しててよね！』



『…と、言うことで無理です！奥さん作り、頑張ってくださいね！』








『いやーすまないね。谷崎くん。勝手に夫って言っちゃったり潤くん呼びしちゃったり…。』



なんてAさんは少し顔を赤くしながら言った。



谷崎「もう潤くん呼びはしないんですか？」



『やめて恥ずかしいからこれ以上あの呼び方についてなんも言わないで』



谷崎「別に潤くん呼びしてもいいんですよ？」



『うるさいクソガキ。この年で潤くんとか流石にキツいからね』



谷崎「Aさんって何歳でしたっけ」



『21』



谷崎「21で…」



『あーもうこの話やめ！これ以上イジったら谷崎くんの服メイド服にするから！』



谷崎「それだけはやめてください！」



『じゃあ早く次の乗り物乗りに行くよ！イジった罰であとで私にジュース1本奢ってね！』



谷崎「わかりましたよ…」

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