猟犬部隊の6人目ことブラコン、武装探偵社に潜入任務中【文豪ストレイドッグス】

11話 雪中梅 ページ13

A視点

『ありがとう条野、鐵腸。ごくろーさん。』



『この服結構気に入ってるからさー。あ、じゃあ彼処でもう着替えてきていーい？』



条野「…出来るだけことが終わったらにしてほしいですね。」



『あらそう。』



谷崎「う、嘘だよね…？」



『違う違う、嘘じゃ、嘘じゃなーい♪』



条野「下手な替え歌やめてください」



『酷いっ！これでも副隊長なんだぞ！』



条野「…副隊長が二人居るのって可笑しいですけどね。」



『確かに。』



条野「取り敢えずまずは、お二人から確実に仕留めます。」



末広「条野、この二人を斬ればいいのか？」



条野「ええ。少しは役に立ってくださいよ。猟犬最強の剣士さん。」



末広「覚悟」



ﾄﾞﾝ



『ﾌﾞﾌｯwwwwwwwww』



国木田「誰一人見捨てん！我が理想に懸けて！」



国木田「賢治！止まる余裕は無い！掴まれ！」



ｶﾞｯ



谷崎「！」



谷崎くん掴まれてる。



ﾀﾞｯ



おー、速い速い。



ｶﾞｯ



『…え？？』



ナゼワタシモツカマレテル？？



何故？？



オカシクナイ？？



ｶﾞｼｯ



条野「あらま、Aさん戻ってこれますか！」



『行けるっ!!!』



『ごめんねー賢治くん離して貰うよっ!!!』



宮沢「わぁっ！？」



ﾄﾞｽﾝｯ



『…っ、ｲﾃﾞｯ』



ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…



条野「おやおや」



探偵社視点


国木田「くそ！最悪中の最悪だ！」



国木田「連中は軍警最強の特殊部隊《猟犬》！全身に異能技師による生体手術が施され、常人の数倍の身体能力を持つ！」



国木田「しかもAがあの猟犬の副隊長の一人、《自然現象の魔女》こと、敵に回したり、怒らせたら一番怖いような奴だったとはっ…！」



此れを聞き、探偵社社員の誰もが顔を伏せた。



そりゃそうだ。仲間だと思っていた彼女が猟犬の副隊長、《自然現象の魔女》だったなんて。



しかも、探偵社内ではAに恋が少し芽生えている者も何人も居たのだから。



国木田「もし再捕捉されたら車を破壊されて終わりだ！」



A視点



『鐵w鐵腸、wだ、w大丈夫？w』



条野「今日は見事に役立たずですね鐵腸さん。転職します？」



末広「よし、体が温まった。」



二人((あ、はねられて少し怒ってる(な)))



末広「悪の罰せられざるあり、善の賞せられざるあり、我が刃なくして何ぞ四海の内に於て百事のことごとく」



末広「健康を得るを望むべけんや。」



末広「ー雪中梅」

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