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貴方「んっ、んーーーー…おぇっ 気持ち悪い……」



銀時「おーー起きたか眠り姫。ったく、飲めもしねェのに調子にのるからこーなんだよ」


ピンッ


貴方「あだっ」


おでこにデコピンをくらった
あー、そう言えば昨日は銀ちゃんと桜の木のとこに行ってお酒飲んでそのまま…



貴方「ご、ごめんなさい、…運んでくれてありがとう」


銀時「世話がかかるお姫さんなこった。疲れてるってのにゆっくり酒も飲めやしねぇ

それに太ったか?腕がへし折れそうだったわ」


貴方「なっ!せっかく素直にお礼言ったのに!太ってないし!銀ちゃんてほんとデリカシーないよね!腐れ天パ!クルクルパー!」


銀時「あァ?誰がここまで運んできたと思ってんだ!ったく子ブタちゃん運ぶのは大変だったぜ」


貴方「はいー?さっきはお姫様って言ったくせに!」


銀時「そ、それは口が滑っただけだ。」



貴方「口が滑ったってなによ、意味わかんない…ふふっ、」



銀時「なーに笑ってんだよ」



ちょっと頬を染めながらそう言う銀ちゃんに、もうなんと言われてもどうでも良くなってきてしまった





貴方「べっつにー?ふふふっ」







銀時「うわーうぜェわー




…………まあ、久々にお前の笑った顔が見れてよかったわ」



そう言われ、ドキッとする
ちゃんと笑顔を作ってきたはずなのに…



貴方「…え?私、いつも笑ってるよ?元気だよ?」




銀時「笑えてねェよ
作り笑顔なんざ俺にはおみとーしだっつーの




でも、今のお前はちゃんと心から笑えてる」



あぁ、この人には叶わないや


そういつも思わされる







銀時「辛いことがあんならちゃんと俺に言え。

頼りたいだけ頼れ

俺は、俺達はいなくならねぇ







___それに、お前は笑ってるときの方がいい。」







この攘夷戦争が始まってから
重たくなっていた心がふわりと浮いた気がした







貴方「……銀ちゃん」

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時

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