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貴方「銀ちゃん!、銀ちゃん!」
銀時「あァ?…なんだよ」
貴方「腕、痛いよ」
銀時「わ、悪ぃ……」
ずっと何も言わない銀ちゃんに強く握られた腕が痛くなって声をかける
貴方「うん、大丈夫」
少し歩いてたどり着いたのは岡の上
そこには
貴方「_____綺麗」
満開の夜桜が咲く大きな木が立っていた
2人でその下に座り込む
また重たい空気。
それを破ったのは銀ちゃんだ
銀ちゃんがお酒を注いで
グイッと一気に飲む
銀時「プハー やっぱ疲れときには酒と女だな!」
貴方「お、女って!まさか、また遊郭行ってきたの!?」
銀時「お前にはまだ早ェ話だ
ガキはんなこたァ知らなくていーの
酒も飲めねぇやつは牛乳でも飲んどきな〜」
なーんていつものヘラヘラした口調で言ってくる
何かあっんじゃないかと心配してた私の気持ちを返して欲しい
馬鹿にされたままじゃダメだと思い杯をぶんどる
貴方「お酒くらい私だって飲めるもん!ちょーだい!」
グイッグイッ
銀時「お、おいそんな飲んで大丈夫か?」
貴方「ヒック…知らない女の人と遊んでくるようなちゃらんぽらんよりはぜんぜんましれすーヒック」
あぁ、何だかふわふわしてきた
何言ってるんだろ私
ヤキモチ妬いてるみたいじゃん
でも、これはきっとお酒のせい
そういう事に…しておく
ひらひらと桜が舞う
私の目の前に落ちた
貴方「ほんとに綺麗……
まるで、戦争が起こってるなんて知らないみたいに……」
意識が遠のく中、銀ちゃんが何か言ってる
銀時「桜が色づくのはなァ、人から流れた血を吸い込んで
それをこんなにもキレイな色にしてくれてるんだってよ
……俺達のやってることは間違ってねェ、よな…」
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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時