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貴方「ふぅ、そろそろお暇しようかな」


お登勢「おや、なんだい、もう帰っちまうのかい?」


貴方「はい、明日からまたお仕事なので」



神楽「えーーもう帰っちゃうアルかーー」


貴方「またくるね笑

今日一日ほんとに楽しかった!


あ、そうだ!お登勢さん!

私甘味屋で働いてるんですけど水曜と土日はお休みなので、何かあったらお手伝いしますよ!
遠慮せず言ってくださいね!」



銀時「相変わらずお前はお人好しだなー」



お登勢「Aと言ったね?
あんたほんとできた子だよ
どっかのクソガキとは大違いだ

そのうち手を借りることがあるかもしれないがそんときは頼んだよ」


貴方「はい!是非とも!今日はありがとうございましたっ」


お登勢「またいつでも来な


ほら銀時、家まで送ってやんなさいよ」


銀時「言われなくてもそーするつもりだよ
ほんとうるせぇババァだ」


お登勢「聞こえてるわクソガキが!!!!

すこしはAを見習いな!」



__________


「あーあーお前ェのせーでババァに叱られちまったじゃねーかー」なんて言いながら頭をかく銀ちゃん



帰り道 2人ならんで歩く



貴方「あれは銀ちゃんが悪いんでしょー

それにもっとお登勢さんのこと大切にしてあげなよ〜」


なんて私が忠告すると


少し間が空く。不思議に思っていると
銀ちゃんが口を開いた



銀時「なァ、A」



貴方「んー?どうしたの?」


銀ちゃんの方を向くと頭に腕を組んで夜空を見つめていた

なんだかその目は何かを見ているようで何も見てない、上手く伝えられないけど…

どこか悲しげで光がなかった


銀時「…もー勝手にどっかに行くんじゃねェぞ?」


貴方「…え?」


銀時「ハッ、何言ってんだろーな
らしくねェ。」


そう苦笑する銀ちゃん



あの日、何も言わずに出て行ってどれだけ彼のことを心配させたのだろうか

ううん、銀ちゃんだけじゃない。
こたろーや…会ってないけど晋ちゃんだってきっと。



貴方「うん、絶対どこにも行かない。
ずっと、ずっと銀ちゃんのそばにいるよ



だから_____」

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時

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