検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:4,441 hit

ページ6

「じゃあ日直さんは日誌を書いて……」

うわ、意外と仕事が多い。
しかも殆どが放課後。
まあ今のうちは帰りが早いからいいけど。

色々一気に言われてもわかんねぇよって思いながら、
とりあえず、黒板を黒板消しで擦ってた。

「う、届かないー」

先生は一旦職員室へ戻ってしまったから、今は一人。

…………のはずだった。

「手伝うよ」

「あ……」

「俺もさすがに届かないや、これでも一応小三だから、まだ」

「お前…いたのか」

「男の子みたいな喋り方すんなや」

「ああごめん」

「椅子支えてて」

「え、私が乗るんじゃないの?」

「危ないでしょ」

「……ありがと////」

「いや、うん、別に……//」

ささっと椅子に乗って上の方もどんどん消していく。
私はアイツが降りた時に椅子の位置をずらしていく。

「俺ら息合ってる?」

「それ自分で言うの」

「Aちゃんはどう思ってんの?」

「どうって別に……」

やっと最後まで消し終えた。

「ああ、あとさ」

「ん?」

降り際にアイツが言った。

「いい加減さ、名前呼んでよ」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:初恋 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:明音 | 作成日時:2016年12月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。