〇23 ページ26
ミスタside
途中までは追い詰めていた。
罠、老人への警戒。
それらが出来ていたので、老化のスタンド使いの攻撃を避けることが出来た。
あともう一息で終わるところだったんだ。
仮面の男に会うまではそうだった。
そいつを見た瞬間、いつの間にか頭に三発撃ち込まれていた。
「なっ…うそ…だろ…?」
その場で俺は倒れる。
スタンド攻撃は見えなかった。
いや、もうすでに受けていたのか?
わからないような速さで?
「ピストルズ…これは…!!」
視界が暗くなっていく。
くそ…ここで…終わるのか……?
マスクの人side
「ふう…まさか、二人が追い込まれてるなんてね」
ミスタを見た後、二人に話しかける。
「ふん、俺が今、始末しようとしてたのによー…」
「ペッシ、大丈夫?」
「あ、ああ……やっぱり、すげえや!プロシュート兄貴と」
ペッシが尊敬の言葉をかけようとした時、プロシュートはペッシを殴る。
「このフヌケ野郎が!なんだ今のザマは?ええ!」
転がったペッシを蹴るプロシュート。
「だって氷を撃つなんか思ってもみなかったんだ!しょうがねえじゃあないか!?」
反論するペッシ。
「まだわかんねえのか?マンモーニのペッシ!!」
ペッシの胸ぐらを掴むプロシュート。
「いいか!俺が怒ってんのはな、てめーの『心の弱さ』なんだペッシ!」
その二人のやり取りを聞きながら、自分は周りを調べていく。
「『ぶっ殺す』と心の中で思ったなら!その時スデに行動は終わっているんだ!」
落ちている拳銃を拾い、プロシュートはミスタの頭に三発撃った。
ミスタの頭から血が流れていく。
こいつの老化は進んでいるし、氷もない。
ミスタは始末した。
「プロシュート、やはりここに手掛かりはない。他を探そう」
「やっぱ、そうか。行くぜペッシ、ホレ氷だ」
プロシュートがペッシに氷袋を渡す。
「確かペッシ、さっき運転室に何かもう一つ気配があったって言ってたな」
ペッシはプロシュートの後を追う。
自分はミスタを一瞬見た後、二人について行った。
ミスタの頭には、三発の弾がちゃんと撃たれていた。
26人がお気に入り
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:羊羹 | 作成日時:2019年10月15日 0時