【ジョジョ】彼女を守りたい【トリッシュ】 (ページ23)

今日:11 hit、昨日:4 hit、合計:12,013 hit

〇２０ページ23

「と、年を取っている！？」

ブチャラティさんが言う。

「す、スタンド！？じゃ、じゃあ場所がバレちゃってるってこと！？」

動揺しながら、私は聞く。

「いや！バレてはいないはずだ！これは…無差別に攻撃している！！！」

「む、無差別…！？なんて人たちなの！！」

「奴らも必死だ！なんだってやるだろうさ！しかも平然とな」

平然とできるなんて…。

裏切り者はなんて人たちなんだ！！！

「こうなったら採るべき選択は二つだ！」

ブチャラティさんが提案したのは、二つの選択だった。

一つは列車からの脱出、もう一つは敵を倒すことだった。

「暗殺の方が確実だ！俺のスタンドでの暗殺の方がなー！！」

選択は敵を倒す方になった。

しかし、刻一刻と私たちは老化している。

時間がない。

「待って下さいミスタ…、行くのは、まだ早い…」

ミスタさんは急ごうと亀の外に出ようとした時、ジョルノさんが止めた。

ジョルノさんは私たちに

無差別で殺すなら、目的である彼女まで死なせてしまうリスクを冒すか？

ということを聞く。

確かにそうだと私も思った。

ジョルノさんがその次に老化の速度について話していく。

なぜ、トリッシュや私、ミスタさん、ブチャラティさんは老化しにくいのか。

それには、体温が関係しているとジョルノさんは言う。

女性は男性よりも体温が低い。

その特徴で、敵は区別していると。

「そういえば、私たちは体がちょっぴり冷えていた。冷たいモノを飲んでいたから。ナランチャは飲んでいなかった」

トリッシュはナランチャさんに近づき、氷を額に当てる。

すると、当てた部分は若々しくなっていた。

「ジョルノ！お前の言った通りだ！俺たちは冷やしていたから老化のスピードが遅くなっていたんだ！！」

ミスタさんが驚きながら言う。

ブチャラティさんはミスタさんに、氷が解ける前に敵を倒すよう命令する。

それを聞いたミスタさんは氷を持った後、亀の外へと行こうとした時、

「待って、ミスタさん！」

私はミスタさんを呼び止めた。

「なんだよ、A！どっち道時間は少ねえんだ！」

「そうなんだけど！その前に、私のスタンドで声を聴いてからよ！！」