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ブチャラティたちのもとに戻った時のこと。

彼らが数分話し合った後、

「なるほど…A、キミを一時的だが仲間だと認めよう」

このチームに認めてもらえた。


や、やったあ!!!

これで、彼女の傍にいれる!

彼女を守れる!!!


「あ、ありがとうございます!」

ブチャラティさんに頭を下げる。


「じゃあ、もうトリッシュにあっても―――」
「え?なんで、あんたが…」




この声は、久しぶりに聞く。


ずっと聞きたかった声だ。



後ろを振り向くと、

ずっと会いたかった彼女がいた。


「と、トリッシュー!!!」

「ちょ、ちょっと」

彼女の姿を見た瞬間、走って抱きしめる。

本当にいる!目の前の彼女は本物だ!


「うう…会いたかったー!!」

「…あたしもよ、A」

そういうと、トリッシュはそっと抱きしめ返してくれた。





「A、なんでここにいるの?」

次の目的地に向かう為に、車で移動しているとトリッシュが私に聞いてきた。

「…あの約束の時、来てくれなかったでしょ?私は何も言えず終わっちゃうなんて嫌だった。だって、トリッシュはかけがえのない友人だから」

「それで、わざわざ探して会いに来たの?」

「会いに来ただけじゃないわ!これからは私もトリッシュを守るの!」

「え…?それって、あんたも危ないかもしれないじゃない」

「大丈夫!…たぶん」

「たぶんって何よ。もう、バカねえ」

「ひ、ひどい!」

いつの間にか、屋上で話していた時の感覚で話していた。

これも彼女がいることに安心したからかな?

まだまだ安心はできないけどね。


不意に視線に気づく。

その視線は、ミスタさんとフーゴさんのものだった。

しかも、視線はトリッシュの胸のほうでひそひそ話している。

「……」

ジッと彼らを睨みつけるように見る。

その時、車内が動き、その揺れの勢いでフーゴさんがトリッシュの胸へといく。


「うわあああ!!!フーゴを許してやってください!別に悪気があったわけでは―――」

ミスタさんがなぜか許してやってほしいとトリッシュにお願いしている。


下心……下心か???


「どうかボスにだけは内密にー!!!」

「だから、やめ…うん?」

二人から守るように、トリッシュに寄り添う。

「……どうやら、身近な相手でも警戒すべきね」


「いや、勘違いするな!A」

「……」

無言で疑いの目で見る。

「だから、違うって言ってるだろー!!!」

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設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , トリッシュ・ウナ , 黄金の風   
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作者名:羊羹 | 作成日時:2019年10月15日 0時

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