検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:12,011 hit

〇10 ページ13

Aside

車に乗って何時間経ったのか…いや、何時間も経ってないかもしれない。

き、気まずいな…。


特に隣の人が怖いよ…。

前の二人は任務について話しているみたいで邪魔できないし。


…そもそも、話しかけようにもできない性格じゃないか、私。


とりあえず、今は任務のことを考えよう。

この任務で同行できるかが決まるんだから。


内容は指令のキーをゲットすること。

その場所はもうわかっている。

そこにあるキーを取り出せばいい。


…私の役立つ事なさそうじゃない?

もしかして、これって詰んでるのでは?

や、やってしまったかー!?


「う、うう…」

「お前、どうした」

アバッキオさんが声をかける。

「いえ、なんでも、ないです」

「そうか」

泣いてる暇はない!とりあえず、今は役に立つことを考えよう!







目的の場所に着き、降りようとした時だった。

「お前はここにいろ」

アバッキオさんは私に言う。

「な!なんでですか!」

「今回は見つけて拾うだけだからだ」

「わ、私も行きますよ!」

「ダメだ」


うぐ!圧がすごい…!!!

どうにかして行かないとここで終わってしまうぞ!

「そこまでしなくてもいいんじゃないですか」

ジョルノさんがこちらに歩み寄ってくる。

「おい、新人。ブチャラティはこの任務で『活躍できるようなことが出来れば認めよう』って言ったんだ。今はその時じゃあねえんだよ」

確かにそう言ってたけど!

「それでは彼女は何もできないままです」

アバッキオさんがジョルノさんを睨んでいる。

「……じゃあ、ここで私のスタンドを使います」

「え?それは」

「だって、この近くにも敵がいるかもしれないから」

「ほお」

これは使っていいということよね?


「それでは、お願いします」

ジョルノさんが言う。

うん、使っていいんだ。


「それでは……『ベストセレクション』、声を聴かせて」

スタンドが出てきて、私の耳元で囁く。



三人の声以外に聞こえてくる。

これは、一つの声?




―――この三人から引き出して何をしているか聞かなければ―――




「……聞こえた。私たち以外にも一人います」

「なんだと…?」

「本当に聞こえたのか?」

「はい。私のスタンドは人の考えを知ることができる能力。知るっていうのは、聞こえるっていう感じでわかります」

「やりましたね、A」

「い、いやーそれほどでも…」

ジョルノさんに褒められる。

褒められ慣れてないな…私。

〇11→←〇9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , トリッシュ・ウナ , 黄金の風   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:羊羹 | 作成日時:2019年10月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。