【ジョジョ】彼女を守りたい【トリッシュ】 (ページ12)

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ジョルノside

「僕はいいと思いますよ」

彼女の能力は、人の考えを知ることができる。

彼女の能力でボスの手掛かりができるかもしれない。

こちらに踏み出す心がなければできないが、今、彼女は決心している。

それなら、可能性はある！

「おい、新人！ふざけてんじゃねえぞ！」

アバッキオが僕に言う。

「ふざけてなんていません。彼女が味方になれば裏切り者のこともわかります。それに、彼女は無理にでもついてきそうです」

僕はブチャラティの方を見る。

「…確かにな。それなら、チャンスをやろう」

ブチャラティは察してくれたようだ。

「な！ブチャラティ、まさか！」

「次の指令に同行させよう」

彼女はチャンスができて喜んでいるようだった。

「次の任務で彼女が活躍できるようなことが出来れば認めよう」

「ブチャラティ！」

「ただし、出来なければここで引いてもらう」

「…はい」

「ジョルノ、彼女を見張っておけ」

「わかりました」

車に向かう前にブチャラティに呼ばれる。

「ジョルノ、彼女も利用するつもりか？」

「利用ではありませんよ。彼女はトリッシュを守るという『覚悟』が見えたんです。それに、なければこの試練の時に足でまといになり終わりですよ」

「確かにそうだな…」

この任務でなんにも出来なければ終わり。

スタンドをみにつけたからと言って、そう簡単に役に立つものでもない。

彼女次第なのだ。

―――さあ、貴方の『覚悟』を見せてください

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〇データ
次回はAも指令のキーを手にする為に奮闘する。
これしかチャンスはないので、かなり大変だろう。