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「お前、そんな簡単に証明できることじゃねえぞ」
長髪の男が言う。
そんなのわかってるわ。それを見せるには、行動しなきゃいけない。
それを見せるには―――
「わかってる。だから、次の指令の時に『覚悟』を見せるわ」
「!」
「お前、なんでそれを!」
「…それは、お前のスタンドで知ったのか?」
「ええ…私の能力は考えていることを知ることが出来るの。それ以外に何か出来るかはわからない」
「なるほど…さっきはスタンドを使ってわかったことしか言ってなかったが、そういう能力だったからか」
「…脅威になると思われるから」
「なるほどな」
これで、私の能力は言った。
完全に信じないとは思う。だけど、少しの『覚悟』は伝わったはず。
後は、彼らの判断次第だ。
「僕はいいと思いますよ」
金髪のコロネ?の髪型のような男が言う。
「おい、新人!ふざけてんじゃねえぞ!」
長髪の男がコロネの男に言う。
「ふざけてなんていません。彼女が味方になれば裏切り者のこともわかります。それに、彼女は無理にでもついてきそうです」
彼がブチャラティさんの方を見る。
「…確かにな。それなら、チャンスをやろう」
「な!ブチャラティ、まさか!」
「次の指令に同行させよう」
や、やったあ!
チャンスができた!
「次の任務で彼女が活躍できるようなことが出来れば認めよう」
「ブチャラティ!」
「ただし、出来なければここで引いてもらう」
「…はい」
「ジョルノ、彼女を見張っておけ」
「わかりました」
よし!
このチャンスを無駄にしないようにしなきゃ!
「ふん…」
長髪の男…すごい機嫌悪そう。
あの男とは、仲良くできそうにないな…。
「それじゃあ、アバッキオ、フーゴ、ジョルノ頼んだぞ」
長髪の男と服が穴だらけの男、コロネの男が車に向かう。
あ、長髪の男の人の隣に乗るのか。
私、少し不安になってきた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
〇データ
・Aのスタンド「ベストセレクション」
考えていることや過去を知ることが出来る。考えを知るだけなら、何もしなくとも聞こえる。ただし、誰が考えたかなどは探さないとわからない。正確に知るには、その人の脳に近いところを見るとできる。
破壊力…E
スピード…C
射程距離…A
持続力…E
精密動作性…D
成長性…A
▽「〇設定」がこれらの情報を更新。
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作者名:羊羹 | 作成日時:2019年10月15日 0時