【すとぷり】いちごのつめあわせ【短編集】

良くないの【るぅと】 ページ9

※年下るぅと×年上Aちゃん


付き合ってます同棲してます


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る「あ、Aおはよう！

朝ごはん作ったから食べといてね！

じゃあいってきます！！」


『あ、ありがとう！いってらっしゃい…！』



バタバタと家を出ていくあの人は、

私の彼氏のるぅとくん。年下だ。



彼はなんでもこなしてしまう。


家事も歌い手の仕事も大学生活も友情関係も

私との関係も。


こんなマイペースな私と2年間も

付き合い続けてる彼の神経が正直わからない。



『私も、手伝おう…！！』


普段何も出来ない私だけど、なにもかも

任せっぱなしはさすがに悪いから

少しでもお手伝いをしよう。









るぅとくんが大学に行ってる間に、

洗濯物をとりこみ、洗い物を済ませて

掃除をして服も全部片付けた。


『頑張ったぁ……』


るぅとくんはこんなに大変なことを

していてくれたのか…感謝……。




る「ただいまー」


『お、おかえりっ！！』


るぅとくんが部屋に入って来て、

目をパチパチと大きく瞬きした。



る「え、全部Aがしてくれたの！？」


『うん、任せっぱなしは悪いから！』


へへ、と笑うとるぅとくんはため息をついた。


『まだダメでしたか…？』


る「もー、違うよ…！


僕はそのままのAが大好きなの！

全部好きでやってるから良いのー！」


少しムスッとした顔で言う。


るぅとくんが「でも、ありがとね」と言って

唇に優しく私にキスを落とした。



1つ年下の私の彼氏は私よりずっと大人だけど

かわいいワガママも言うみたいです。

私的にはお手伝いさせてほしいけどね。




良くないの【るぅと】 終わり

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