【すとぷり】いちごのつめあわせ【短編集】

な組の愛【年上組】 ページ8

※な組要素あまりなし

※微ヤンデレ(？)


誰とも付き合ってないです


────


しまった。最悪だ。


人身事故があったため、電車が大幅に遅れ

10時までの門限を破り12時前に

《な組》の家、というかアジトに到着した。


組長であるなーくんは普段温厚な性格のため、

あまり怒らないのだがきっと今日はすごく怒られるだろう。



『た、ただいまー…』


小さく呟き家に入ると、返事がなくてホッとする。


が、その瞬間に誰かに目隠しをされて

腕を無理やり引っ張られ、ほぼ引きずられながら歩く。


『い、痛い…！ごめんなさい、ごめんなさい…』


そしてやっと足が止まったかと思うと、

部屋の鍵が閉まる音がした。


なぜか嫌な予感がする。


目隠しが取れると、そこにはなーくん、

ジェルくん、さとみくんの3人が立っていた。



あ…これ…終わったな。



な「おかえり、A。遅くないかなー？

門限何時だったか覚えてる？」


『いや、これは違うくて…！』


さ「言い訳とか俺ら聞いてないんだけど。」


私の言葉を遮るようにさとみくんが言う。


いつも優しくしてくれる3人が、

怖い。ただただ怖いのだ。



ジ「んー、まぁ約束守られへんかった

お仕置きってやつやな」





ジェルくんの手に光るキラリとしたもの。


さとみくんの手元にあるカメラ。



そして、なーくんの妖しい笑顔。



これを『愛』ととるか、


これを『罰』ととるか。








な組の愛【年上組】 終わり

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