料理は私に任せとけ! ページ13
NO side
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_________四半刻後__________
あれから結構話していれば30分も直ぐ過ぎるわけで。
「どうしたんだ平助?そいつら連れて」
「掠実が飯作るって言ってたから連れてきた!」
「…………………犬………………」
結那はにかっと笑う藤堂を見て犬と呟いた。その呟きを聞いて掠実は肩を震わせた。
「土方さんに許可貰ったのか?」
「毒をいれると思うなら監視すれば良いじゃないですか。まあ、料理にそんな無礼な真似するくらいなら死んだ方がましですけれども」
「そこまでして作りてぇのか?」
執着心すげぇな、と原田は笑う。
(「掠実に任せた方がいいと思いますよー。めちゃくちゃ美味しいから」
「そこまではあれだけど…そこそこ自信はありますよ!」
「あー…………ならいいか…………そうだ、結那、一つ頼んで良いか?」
「ものによりけり」←
「もう一人が総司なんだが…………見ての通り起きてないんだよ………起こしてきてくれるか?」
「え、あ、はい、いいですよ」
(原田さんんんんんんん!!!!私に推しを起こせと!?何の拷問ですか!?
まあとても嬉しいのでやらせて頂きますが!!)
しどろもどろになりながら結那は答える。内心とても騒がしい。
「心の声が聞こえた気がしたのは気にしないぞ私………」
結那は張り切った様子で厨から出ていった。
「待つのもあれだし先作ってるか。よろしくな、掠実」
「はい。よろしくお願いします原田さん」
深くお辞儀をする掠実。
「おう」
「で、何作るんですか?」
「あー……決めてくれるか?」
「えーっと…」
厨の中を見渡して、何があるのかを調べる掠実。
そして直ぐポンッと手を叩いた。
「じゃあ魚はそのまま焼きましょう!小松菜は醤油で和えて、あとはお味噌汁?あとはお味噌汁で使った昆布と鰹節でふりかけでも作りますか」
なんだかんだ言って女子力高すぎる掠実であった。
「あとは米か?」
「そうですね。魚とお米を頼んでいいですか?」
「ああ」
掠実は、トントントントンと手際よく野菜を切っていく。
そんな姿を見て原田は目を見開く
「手際いいな……」
「こう言うのは得意なんで。まあ、だがら女中の方があってると思うんですけどね」
そう言いながら掠実は、はは、と苦笑いをした。
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次回!
沖田さんを起こしに行った結那はどうなるのか!?
作者の一言
かすみ「あ、評価…よろしくお願いしますね」
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掠実(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!! (2020年8月14日 5時) (レス) id: 8279b97d66 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ほんま面白いです!更新めっちゃ楽しみにしてます!! (2020年8月14日 0時) (レス) id: edcd4ec207 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - 面白いですね (2020年8月3日 16時) (レス) id: 2c347db9d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かすみ&るーな*Lune | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2020年7月28日 14時