薄桜鬼での生活は波乱━第4の物語━ (ページ23)

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過去篇～クイズ 2～ページ23

＿語り手 side

神(仮)「いっくよ～ん！さあさあ第3問～☆
鬼頭家と姫鬼(ひめぎ)家ってあるじゃん？そこの現・当主はだぁ～れだ！」

美夜「鬼頭家って私の家？ってことは"莉夜(りよ)"兄ってこと？？」

まあ現代での話ならだけど、と付け足す。

神(仮)「うんうん。そーだよ～☆
小雪ちゃんたちの住んでる現代での話さ☆」

ノリが軽い。

小雪「ちゃん付けやめてくれませんか？」

時任「美夜ナイス！でも誰なんだ？」

美夜「私のお兄ちゃん」

美夜「莉夜兄は長男なのよ。時任が会ったことあるのは華月(かづき)兄でしょ？」

時任「そーだな」

美夜「華月兄は義理のお兄ちゃんなの。莉夜兄が満月の日に連れて帰ってきた」

時任「へえ～…は？満月の夜？？」

かぐや姫かなんかかよ。と吐き捨てた時任だった。

美夜「なんかむっかつくわぁ～」

時任「んだとゴラァ」

小雪「まあまあ二人とも落ち着いてください」

仲裁に入るのはいつも通り小雪だった。

千賀「で、姫鬼家の当主は誰だ？」

美夜「え？あんた知らないの？」

千賀「知ってたらもうとっくに言っている」

小雪「現代での話ですよね、でしたら誰なんでしょうか？」

神(仮)「早く早く～。
僕ちん見たいアニメあるんだけどー」

小雪「静かにしてください。うるさいです」

時任「なあ神ってアニメ見んの？？」

千賀「なああにめってなんなんだよ…」

一人だけアニメが分かっていない人がいた。人じゃないか、鬼だ。

～数十分後～

時任「もう適当に言えば当たるんじゃね…？」

だんだんと自暴自棄になりつつある時任だ。

美夜「ねえ～、ヒント頂戴よー」

神(仮)「えー、しょうがないなぁ～。ほいっ☆」

小雪「キモい」

美夜「何も変わって無いんだけど」

神(仮)「少し待っててね～」

少し待っていると、誰かが歩いてきている音が聞こえた。

神(仮)「あ、来たんじゃない？」

？「そこに居るのは誰だ？」

千賀「まずはお前から名乗るのが礼儀だろう。
というか、その気配鬼か？」

？2「ちょ、兄さんに向かってその態度は！」

？「面白い。まあ、お前達に力を貸す義理もない。俺たちだけで出口を見つけよう」

？2「はい。はやく戻らなくちゃ」

美夜「待って？この声、莉夜兄と華月兄かも」

美夜は小雪に耳打ちする。

小雪「本当ですか？お二人なら何か知ってるかもしれませんね」

小雪も美夜に耳打ちする。

暗くて良く見えないから確証はないけどね、と言った美夜だった。