青いポピーの正体 ページ22
A「わぁ……！」
扉の先は屋上に繋がっており、視界いっぱいに夕空と蔦や苔などの緑、それに赤い薔薇や赤いポピーのお花畑が広がっていてここが廃病院だということを忘れてしまいそうになる。
そんな赤色一色の中に青いポピーが咲いていることに気づく。
A「！、どうしてだろう一輪だけ青いポピー…」
Aがそう呟くのを聞いていたからなのか、青いエンダーアイがふわふわと青いポピーの所まで飛んで丁寧に、青い光でポピーを包むように摘んでAに渡しに来た。
A「え…！？い、いいの？一輪しかない綺麗なお花…」
青いエンダーアイに目を向けると、青い光で包んだポピーを受け取ってくれるのを待っているようで。
A「…ありがとう。嬉しいよ、大事にするね…！」
両手で青い光を包んで、受け取ろうとしたその時。
A「っ！？」
ふわりと、青色の優しくも強い光に視界を奪われる。
A「なにっ…？！何が起こってるのっ…全然見えない
よ…！」
眩しくて目を開けていられない状況をじっと耐えていると、突然身体に襲い来る何かがのしかかってきたことによる”重み”。
Aの身体はその重みに耐えきれずに倒れ、地面へ背中を強く打ち付けた。
A「ぐぅっ…！！」
身体にのしかかる重みと背中の痛みに耐えながら、今の状況を確認するべく片目をうっすらと開けてみる。
光は治まっていて両目をしっかりと開けて、すぐ傍に感じる隣へと顔を向けると…。
A「へ！？なっ、なおきりさん！？！？」
すごく静かに眠るなおきりの顔が目の前にあった。
なお兄「zzz………」
A「(どっ…どういうこと！？青いポピーを受け取ろうとしてたらなおきりさんが現れるなんて…っていうかそれよりも……！)」
なおきりの顔が思いの外近く、みるみる顔を紅くしていくA。
慌ててなおきりを動かして退こうとするものの、自分の上にのしかかっている男性の身体を押し退けるのはなかなかの至難の業で。
なお兄「むにゃ…ぐぅぅ………zzz」
押し退けられるのが嫌だったのか、その術を左右別で拳を押さえられて阻止される。
ひぇぇぇぇ…っ///
だっ…誰かぁぁぁ………
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ミナギ(プロフ) - 面白いと言って頂けて幸せです〜！( ◜‿◝ )♡次のお話も、もうすぐ投稿しますので良ければ是非、見に来てくださいね！ (2022年7月27日 17時) (
レス) id: 7046aa38a1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - うわわ面白いです。早く次の話が見たいよー。 (2022年7月27日 8時) (レス) @page32 id: 9018a5d207 (このIDを非表示/違反報告)
ミナギ(プロフ) - ストロベリータルトさん» コメントありがとうございます〜!応援、とっても力になります！かっこいいからぴちの皆さんを想像して書いていこうと思っていますので、また良ければ見に来てくださいね(*´ω｀*)頑張るぞ〜！ (2022年7月16日 23時) (レス) id: bcd12481d8 (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリータルト(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて頂いております！これからも頑張って下さい！応援してます( o≧д≦)oﾌｧｲﾄｰ!! (2022年7月16日 22時) (レス) @page28 id: 6f84096ecb (このIDを非表示/違反報告)
ミナギ(プロフ) - kakaokuunn?@とうりすさん» ありがとうございます！亀更新ですが、また見に来て頂けたら嬉しいです(*´ω｀*)宜しくお願いします！ (2022年5月22日 18時) (レス) @page21 id: bcd12481d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナギ | 作成日時：2022年1月14日 1時
