太宰さん 、キスしよう 【太宰治】

其ノ壱 ページ1

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此処 、武装探偵社の社員の1人 。




20歳 、私Aは盛大に悩ンでいる 。









「 ン 、ほらおいで 」









視線がバレたのだろうか 、当の本人の声 。









椅子に座って、私に腕を広げる彼 。









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「 ほらほら 、おいでよ






今なら私の腕の中に閉じ込めてあげるよ〜 」









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太宰さんにとって其の言葉は冗談なのだろうが


私は好きだから 、1人で浮かれてしまうのだ 。









「 如何かしたかい？ 」




『 唯の考え事です 、お気になさらず 』









浮かれちゃ駄目だ 。








太宰さんは女の人が好きで 、別に私を好きでは無い






莫迦を見ないうちに諦めれば善いのだ 。









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「 私は君が好きだけどね 」









『 私は先輩の事 、尊敬してますよ 』









＿＿＿ 防御が固いなぁ。って太宰さんは笑った 。









私の好き 、は先輩が私を後輩として可愛がる



その好きじゃなくて









先輩とキスしたい 、そう言う好きなンです 。









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